■丹沢/中川川悪沢

2004.12.19
高橋弘、鮎島仁助朗
 前日、湯河原にてポコポコにされていざ西丹沢へ赴く。
 夜は思いきりキャンプ禁止」と書いてある看板の前でテントを張り、マックス湯河原店で調達した玉ねぎと長ねぎとまいたけとしめじと鮭の鍋(みそあじ)を囲む。「いつもの○東の鍋みたいなのはやめようね」の予定だったがなんかいつものようになってしまう。しかも、具はヤマほどあるが、よくよく考えると具の種類は、ネギとキノコとしゃけしかない。まぁいいや。2人しかいないが、高橋さんのボーリング大会&ジーパン・ジージャン・綿シャツで雪訓をする一橋山岳部留学生の話題などで盛り上がる。
 さて悪沢。9時に入渓。完全にウェットスーツ装着です。F1(10m)は水流の左右を別々にノーザイルで。結構怖いぞ!。すこしいくとF2。ここは先週も沢に行ったらしい高橋さんに任せる。多少時間がかかるがソロソロっと抜ける。っが、これかなり悪いぞ。エージェロ使いまくり。しかも昨日の影響かパンプするし、岩が冷たくて指先に感覚ないし最後はマジシャワーだし。ホントにヤバかった。リードしなくてよかった。続く7mも結構悪かったがノーザイルで左からこえる。次の25mは簡単。鮎島がリード。ゴルジュの奥にある8mは高橋さん。かなり悪い。リードしなくてよかった。抜け口がX級トラバースとかいてあるところは順番から鮎島。しかし、それほどはない。最後の25m滝はノーザイルでサクッと抜けると、源頭の様相。つめてなんとか稜線に這いあがる。
 沢中はそれなりに陽があたり風もなく、あたたかく12月の沢も悪くないと感慨深いいい沢だったが稜線に立てば風もあり、やはり寒い。屏風岩山を経由するのも面倒なので、そのまま右のふみ後をたどって下山するとこれが大正解。キッチリ整備されており、1時間弱で大滝橋まで出てしまった。車には14時前に到着。

 なかなか変化があって、楽しい沢だった。それにしてもF2は悪かった。先人たちはよくあんなところでハーケン&ボルトを打ったもんだと感激した。充実した2日間だった。  さて今回明らかになった教祖伝説をみっつ。
@若かりしころ、「ギター合宿」をしたことがある。場所は伊豆。結局、3つのコードを覚えただけでギターを担いで伊豆半島主脈を縦走したらしい。
Aその履き心地をこよなく愛する薄緑色のパジャマは人間ドッグのときに使用する病院の備品。あまりに気に入ったので病院から無断で持ち出したものらしい。しかも、あまりに気に入ったので3着ももっている。
B愛車コルサのトランクには自分の荷物しか入らない。なぜなら意気揚揚と田舎近くで買ったランニングマシーンを車で自宅まで運んだのはいいが、結局駐車場から家まで運ぶ(1分)のが面倒で、トランク内に放置されているからだ。
(一部、脚色あるよ)

2004.12.22 鮎島 筆