<小川山 レスキュー訓練ならびに岩トレ報告>


小川山 レスキュー訓練ならびに岩トレ報告

2008.5.17-.18

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治田敬人、鮎島仁助朗、寺本久敏、高橋弘、牧野元、高田貴、長嶋剛

佐藤益弘、天田真由美、渡辺剛士、田中美穂、山田恵、大部良輔、成田一實

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<1日目>曇一時雨

川沿いのところにテントを張り、八幡沢リングサイドエリアで、下記のメニューの(4)までこなしたのち、幕営地で搬送訓練をした。途中、降雨などあったが、3名程度の班にわけてやったことで、実にスムーズにでき、1時間だけそれぞれのレベルに合わせてスラブの立ちこみショートルート(5.7〜5.10B)を1〜2本登る時間をつくることができた。(実はこのスラブ立ちこみを経験できたことが、翌日のマルチに少し役立った)。

1)ビレイシステムの確認 : @アンカーの取り方 Aビレイデバイスの確認Bセカンドのビレイ

2)自己脱出 : @仮固定 A支点の移動 Bユマーリング

3)引き上げ : @ガルーダヒッチ A1/3システム B1/7システム

4)懸垂下降 : @各注意点 A左手・右手両方で懸垂下降 B振り分け懸垂下降

5)搬送 : @ドラッグ法 A一本背負い法

<懇親>雷雨

外で焚き火を囲みながらの予定が、突然の雷雨。しょうがなく、二つのテントに分かれて鍋を囲む。メシがBBQじゃなくてよかったのと、酒乱のヒトがいなくて良かった。しかし、なぜか最終的にあの寺本さんのデカテントに寝ていたのは大部クン一人だった。

<2日目>晴

牧野さんは深夜に帰宅し13名。4パーティーに分かれて実戦登攀練習。

@屋根岩2峰「セレクション」:高橋=メグ、鮎島=大部

A屋根岩3峰「南稜神奈川」:寺本=佐藤=成田

B屋根岩3峰「南稜レモン」:治田=田中、長嶋=渡辺

C「最高ルーフ」:高田=天田

【セレクション】

高橋=メグ、鮎島=大部ペアに別れて登攀。

1ピッチ目:高橋さん、カッコよかった。但し「俺が登るよ」と言ったときまで。2ピッチ目:ランナウト!勝負靴を持ってきてよかった。3ピッチ目:V級。やはりこれぐらいがいいね。4ピッチ目:木から乗り移るところが怖い。5ピッチ目:まぁ無難に。6ピッチ目:ハイライト。メグさん、涙目でした。7ピッチ目:大部クンよくリードしたねぇ。という感じ。我々は荷物(食料・防寒着)を担いで登ったが、5.8はそんなレベルじゃないということがよくよくわかった。

<総括(幹事としての所感)>

・総勢14名。特に、一昨年秋に実施した女鹿岩以降に入会した5名(成田さん含む)が全員参加し、例年にも増して真剣みのある訓練ができたと思う。

・当初は訓練場所に憂慮したが、八幡沢リングサイドエリアは広場がないことを除けば、アプローチも遠くなく、高さ・傾斜・人気さともに訓練向きと思われ、良かったと思う。

・この時期の小川山は、寒くもなく、ヒトも多すぎるわけでもなく、訓練場所としても良かったと思う。特に、2日目を実際にマルチピッチ登攀にあてられ、良かったと思う。

<時間>

5月17日(土)曇一時雨

 廻り目平川沿幕営地0800、<幕営>、リングサイドエリア0900、<訓練>、発1600、幕営地1630、<搬送訓練>、終了1700

5月18日(日)晴

 幕営地0845、<各自クライミング>、幕営地1600、<撤収>、解散1645

 

以上