■上州武尊山/湯の小屋川・木の根沢大沢

2010.8.21-.22


治田、大部、武井


8/20(金)

 水上ICを12時過ぎに出て近くのセブンに行くと治さんの知り合いの山屋がチラホラ。大沢出合の近くの道路脇の広い駐車スペースで幕営。


8/21(土)

 7時に出発。駐車スペースの下流側のすぐ脇に木の根沢に下りられる踏み跡があるのでそれに従うと大沢出合にちょうど下り立つ。木の根沢は思ったより小さく、大沢はもちろんもっと小さい。

 入渓してすぐに、ナメ・釜・小滝が連続する。林道脇とはいえなかなか立派。林道でショートカットしてはかなり勿体無い。沢の上部を橋が横断する所の淵は治田・オーブは一応ライジャケをザックから外して着用するが、武井さんが事も無げに突破。どうやら足が着くようだ。結局ここ以外ライジャケは着ずこの水量じゃ特に要らなかった。2段25m大滝は下段は右壁にラインが見えたが、上段の上部が不明のため定石通り左岸から林道に上がる。林道からは滝上に下りられる踏み跡がある。

 その先のゴルジュは特別難しいところも無く楽しく進むと12m滝。水流右にラインを見出し治さんリード。ちなみに治さんはヘルメットを忘れたため武井さんにヘルメットを借りて登る。オレンジ色の雨具を着ていたため登る後ろ姿は武井さんぽかった。3本ハーケンを打ちこみ、左に水流間際までトラバースするとこが嫌らしい。
また泥に石を埋め込んだような壁は脆い。上部はシャワーを浴びながら。?はあるんじゃないでしょうか。治さんは空身で登ったため、治さんのザックを荷揚げせにゃならんのだが、荷揚げ用ザイルの末端は釜の中。武井さんが釜の中にザイルを取りに行くと、さすがの武井さんもガタガタ震えていた。珍しいものを見た。ちなみにこの滝12mよりありそうです。

 その先は平凡な流れになり幕営地を探しながらのんびり進む。
 右岸に支沢がくるより手前で右岸の河原でビバーク。薪も豊富で盛大に焚火もできた。途中でとったフキの味噌炒めもうまかった。結局この日は行動時間より宴会時間の方が長かった。武井さんはバランスを崩したら水に落ちそうな微妙な場所で爆睡していた。治さんは「噛む~とにゃんにゃん…♪」とガムのCMソングを口ずさんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


8/22(日)

 朝から武井さんのカレーを食す。右岸からの顕著な支沢を2つ分け(トポによってどちらがセビオス沢か違う)、平凡な流れの中に小滝が何個か出てくるが問題なく登れる。30m3段スラブ滝は見事なまでの逆層で嫌らしい上にヌメる。3人ともバラバラのラインで登るがどう登っても嫌らしそう。その上の小滝を登ると左岸から支沢。
 そのすぐ上部で三俣になる。左が一番水量が多いが藪っぽ過ぎるので方角的にあっている右に進む。だんだん薮っぽくなりガレて泥っぽい嫌らしい沢筋を抜けると藪こぎ。稜線に抜けるとすぐ先に登山道が見える。

 登山道に出た地点にザックをデポして武尊山をピストン。オーブは初めての上州武尊。これで4週連続100名山GET。さすがにもう100名山ハンターを名乗っても恥ずかしくないだろう。山頂付近は治さんの憧れの的のハイカーがたくさんいた。ただ治さんのハイカーへの道はまだまだ長く険しそうだ。ザックを回収して、治さん達がGWに滑った武尊田代経由で下山。いつものように「治さんのみんな速いな~」とつぶやくBGMを聞きながら下山。
 田代湿原を1周して、車道を40分歩いて駐車地へ。駐車地にはマイクロバスなんかも駐車してあった。キャニオニングとでも称して大沢で水遊びでもしてるんですかね??これを見た治さんも『山塾・闘魂』とか開きたいな~なんて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


結局12m滝以外はロープを出さず、とても楽しめるゴルジュでした。思ったより小粒の開けたゴルジュです。是非出合から遡行を。

記録・大部


 

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