■奥多摩/神戸川「神戸岩ゴルジュ」

2011.6.12
鮎島、高橋、大部、渡辺
 魅惑の神戸岩ゴルジュ。  高橋さんとオーブはすでに遊歩道から見たことがあるらしいが、なかなかだったとのこと。高橋さん曰く「コンビ二エントすぎるゴルジュ」とのことだ。
 当日、高橋さんは犬の散歩、私は妻の出産待機、そしてナベ&オーブはおかわり二子山中央稜ということで、それなりに忙しい中、早朝という時間に突破するというコンセプトで、これを回避。この早朝ゴルジュ突破の概念は、通常は大勢の観光客のさらし者になるところでも、心置きなく突破に専念できるという面でナイスである。

高橋さん登場

ゴルジュっぽい景色
 オーブ、ナベ氏は鮎島宅に前泊。「何を知っているかではなく、誰を知っているかが重要だ」とのナベ氏の金言はまことにありがたいが、小便をトイレの枠内にいれなかったことや、用を済ませた後に洋式便器のふたを閉めなかったことで、某メグ嬢はおカンムリです。洋式便所の蓋を閉める…私も結婚するまではそんなことしなかった、というか男でそんな蓋を閉めるヤツなんているのか!と思うのだが、絶対に赦せない!とのことで、家庭円満のためにも今は完璧に実行してます!!皆さんも注意しましょう!!

 さて、完全に、酔いが冷め切れぬまま、4時に起きてGO。車中では、「最近、○○の回数が増えすぎてこまっている」というナベのどうでもいい悩みを打ち明けられるが、結局、「ヘルニアの痛み止め薬のせい」ということになった。そのほか、「とあるVゾーンのハミ○を見ると幸せになれるらしいゼっ」「マジかよ〜俺も見てぇ」など、朝からそんなどうでもいい下ネタで盛り上がっちゃうので、野郎3名の早朝ドライブはよろしくないのだが、通常よりも早く到着できるので、まぁそれはそれでよし。

 高橋さんとは6時に現地で待ち合わせをしていたが、予定より30分ほど早く駐車地に到着してまった。ので、さっそく、遊歩道をサンダルのまま偵察することにした…。駐車地から20mでゴルジュが始まるが、その左岸に遊歩道が走っている。そこから、ゴルジュ内にある6個の滝、すなわち@最初の5mスラブ滝A1mナメ滝B3mのトロをもった1mCS滝C2mのトロを持った2mCS滝D釜を持った1.5m滝E5m滝をそれぞれ眺める。そして6個の滝が終わると、終了だった。
 偵察の結論。このゴルジュ突破に、登攀具は不要だ!!!そして、突破はすぐ完了できる!!
 駐車地に戻り、ウェットとヘルメットは装着するが、ロープはもちろん、ハーネス・そして荷物は全ておいていくことにする。だって、ぬらしたくないんだもん。

 さて、6時。「じゃ、いきますか!」………ん、高橋さん??あー、そういえばまだ来てないねぇ〜〜。もちろん良心があるヤツは「高橋さん、待たなくてもいいんですか??」という声はあった。でも、「高橋さんきたときに、『俺たち既に終わっちゃいましたよ〜』と言ったほうがオモロくない??」というノリで、お先に登り始めてしまうことにした。……ごめんね、高橋さん。
 っで。最初の5mスラブ滝。水流右から登るが、それにはちょっと泳ぐ必要あり。落ちてもドボンなのでノーロープで取り付く。最初のオーブが登っている最中に、その3m右の遊歩道のはしごに、ピンクのシャツを着たオッサンが通った。
 「なんだよ〜、本当にもう取り付いているのかよ〜〜」この怪しいピンクシャツは、やはり高橋さんだった。なんだ…、来るの結構早かったッスね……。高橋さんが来たときには既に終わっているという「オイシイ展開」は未達に終わったのだった。

 なお、この5m滝。奥多摩特有のチャートのヌルヌメ岩なので、滑る!怖い…。フェルト底だとまだマシだが、ステルスラバー底は非常に相性が悪い。ナベは、一手ごとに軍手で必要以上なまでにゴシゴシしていた…。そうこうしている間に、高橋さんも準備完了。みんな登って、滝上で集合する。
 続く1m滝は腰ぐらいまで浸かるが、ヌメヌメだけを注意すれば楽勝。それにしても水が冷たい。
 1mCS滝はちょっとしたトロがあって、雰囲気があるが、腰ぐらいで足が立つのでこれも問題なし。
 その上の2mCS滝は右から登れば楽勝。ナベ・オーブはCSのガバを使って最後はマントルで左から登っていったが、これはちょっと悪いのでハイグレードである。
 さて、5番目の滝………あれ??高橋さんがいない…。さっきまで一緒に登っていたのにどこ行ったのかな…?。……3分後戻ってきた……口にはハイライトをくわえいている…。なるほど、言わなくても分かるぜ。要はクルマにタバコを忘れたのね…。でも、クルマに忘れ物しても、3分程度で戻ってこれるっというのは、さすが「コンビ二エントゴルジュ」である。
 気を取り直して、釜を持った1.5m滝。実はこれがこのゴルジュの核心部だったりする。釜といっても、胸ぐらいで足は立つ。ただし、左壁から水流をまたいで登るところの水圧が強い。そして、水が冷たい!!結局、みんな一度はぐるぐる回されて戻ってきた。しかし、2回目はなんとなく要領をつかみ、鮎島・ナベ・オーブともに突破…。何とも楽しい!しかし、高橋さんだけはなかなか要領がわからないらしく、何度もぐるぐる回っていた・・・。最終的には気合いのゴーグルをかけ、そろそろ水温がやばいんじゃない?というまで、楽しんでいた。いやー相変わらず、しつこいねー。
 最後の滝…。この滝は唯一釜がなく、落ちると怪我しそう……。相談の結果、巻いて…という選択肢ではなく、クルマに戻って登攀具を持ってくることにした。
 5分後、高橋さんがハーケンを打っていた。観光客がいないときだからこそ赦される光景だ。しかし、打っているハーケンがラープ…。まじで??そして、これにアブミをかけて乗り込む瞬間は、下から見ていても痺れた…。もう一つ、L字型のリスにハーケンを決めて、安定して越えていった。やるなー。しかし、そのL字型のリスに決めたハーケンは、回収が…。ナベが回収に向かうが「インポで〜す」とあきらめ。しかし、高橋さんは惜しいらしく、自ら懸垂で回収。……あまり書けないが、結局、リスごと破壊し、回収に成功していた…。というわけで、二度と登れましぇん!もっとも、鮎島・大部はトップロープでフリーでいけたけれど、途中ランナーも取れず、落ちたらケガも免れませんのでおススメしません。。

 ゴルジュ突破は以上。終了〜〜。と同時に、遊歩道で一般の4人家族が観光しに来た。セーフ。ナイスタイミング。。
 でも、我々にはまだデザートが残っている。そう、ゴルジュといえば、突破後のキャニオニング下降だ!!
 いらない登攀具を終了点にデポし、5番目の滝から、順次、奇声をあげながら滑りして下っていく…。観光客からガン見されていた。。。特に、子供に…。羨ましいのか、コノヤロー。
 2番目の1mナメ滝をヘッドスライディングで下り、最初の5m滝…。これはちょっと勇気はいるが…、迷うことなくオーブが飛び込んでいった…。いや、若いね。残り3名は恐る恐る飛び込むよりほかない。それで駐車地まで。

 あとは終了点にデポした登攀具を回収に向かい、終了。時間は8時。なかなかに遊べた。
 まぁ、内容自体はおススメはしないし、ゴルジュ突破の練習にもまったくならないし、奥多摩ゴルジュの中では海沢より…だけれど、それなりに楽しめたから良かったんじゃない?!単独でもいけると思うが、たぶんこういうゴルジュは独りでやってもあまり楽しくないとおもう。気の合う仲間と、馬鹿話をしながら登るのが、こういうところを楽しむ本来の姿なのかなとも思う。とくに、突破後のキャニオニング下降は楽しいよね〜。山登りとは楽しむものでもあるから、こういうばかばかしいものも大切にしたいものである。
 まさしく、「コンビニエントすぎるゴルジュ」の謳い文句に偽りなし!忘れ物があっても、何度もクルマに取りに戻れる。なにせ、駐車地からメチャメチャ近いのだ。しかし、この駐車地…。天然記念物の神戸岩は、ゴルジュに両岸にある岩壁とのことだが、この神戸岩を昔、高橋さんの後輩が登ったときに、登攀中にバンバン落石を誘発し、駐車地の車のボンネットをボコボコにしたことがあるそうだ……。皆さん、ご注意を。

2011.6.13 鮎島 筆

【記録】
6月12日(日)曇
 開始0600、終了0750
【装備】
 ウェットスーツ、ロープ30m、ラープ、ナイフブレード、アブミ1s



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