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■日光/奥鬼怒(会山行B隊) [沢登]

2011.07.02-03 金井(隊長&記録)、高橋、亀田、細谷、荒井、他1


鬼怒川黒沢赤岩沢?片品川北岐沢(下)?片品川東岐沢?鬼怒沼山?日光沢温泉


【行程】

7/2(土) 女夫淵温泉6:40?赤岩沢入渓8:00?黒岩山12:40?北岐沢?幕営地17:00

7/3(日) 幕営地7:40?鬼怒沼湿原11:30?鬼怒沼山?鬼怒沼湿原12:00?日光沢温泉13:30?女夫淵温泉15:30


【プロローグ】はじめに、B隊のメンバー紹介。

1、いつも「いいんじゃないの?」と力のない返事ですが、岩に向かうとバリバリで、とっても信頼できるT副隊長。

2、ポーカーフェイスでいつも言葉すくないが、際どいところもさりげなく登ってしまうSさん。

3、高所へ行けば、右に出るものいないと、「正対の魔術師」と誰かが言ってる超健脚のHさん。

4、いつもにこにこして、EXILEばりのダンサーKちゃん。

5、新人で、なんか「洞窟フェチ」らしい得体の知れないヤニ男のAさん。

6、そして、ただの凡人、自称、アイアンマンK隊長

以上の6名で編成された、最強メンバーです。(個人的な印象を勝手に言ってすいません。でも、苦情は受付けませんので!)


7/2(土)】

朝、ダム付近駐車場から女夫淵温泉へと車出発したが、早速、先頭のT副隊長車がルートミス。先行き不安の予感が・・。女夫淵温泉駐車場を、A隊とC隊とも全員、気合十分で各ルートに出発した。

我々、赤岩沢ルートはA隊といっしょにしばらく林道を行く。しかし、A隊は魚沢の入渓地点を迷う。それを横目で見ながら先へと、巨大堰堤を目指して進み、迷わず赤岩沢の入渓地点に1時間ぐらいで到着した。

そこで、アクシデントが。Kちゃんが肘の怪我でギブアップ宣言。やむをえず、来た林道を下山してもらった。Kちゃんの大エールを背中に背負って、いざ出陣。

 

しばらくゴロゴロとナメの沢を歩くと、うわさの2段50m大滝がドカンと正面に現れた。真っ先にSさんが、滝の下段に取り付いて上段を見上げていたので、リードするのかな?(T副隊長も同感!)と思ったら、なんとK隊長(Kちゃんじゃない)にみんなの視線が集まり、嬉しいような微妙な感じで、行く破目に。T副隊長のアドバイスでロープ40mと30mを結んで取り付いた。

最初の10mくらいのところの傾斜が立っていてやらしい。左岸側を行けばシャワーを浴びないが、ちょっとヌメッテいてホールドも微妙で、しばらく悩む。そんで水被っても水流側はガバのホールドもあり、そっちにルートを取った。たぶん、フォローには申し訳けなかった。すべてカムが使えた。途中、ロープが伸びないのでおかしいと思ったが、30mは届かなかったようだ。滝の音で何も聞こえないし、下も様子も見えないし、確保できる場所もなく、とにかく登るしかなかった。そして、フラットになったところの倒木にフィックスし後続を待った。さすが、山登魂、みんなサクサクと登ってくる。最初の核心を越え、ほっとする。(自分だけ?)

その後も、赤岩沢のゆえん通り、しばらく綺麗な赤い岩床が続く。

 

次の核心2段50m滝は、ネットで見たとおり倒木が取り付きに突っ立っていて、記録ではその木を使って登ったとか。T副隊長と相談して迷わず右岸側を巻くが、かなりきつい傾斜のトラバースと藪こぎを強いられ、T副隊長とSさんに付いていけず、途中でルートを見失うミスを犯す。(後続のHさん、Aさんにフォローしてもらった。情けない・・。)実は、このころから腰に違和感が生じ、もしかして自分もか?と、すこし不安だった。(言い訳です。)

その核心をなんとか越えると、だんだんに沢が狭まり、T副隊長が先頭で、黒岩山を目がけて藪こぎ突入した。(黒沼田代はパスです。)そんなころ、左の方から人の声が、だんだん大きくなり、なんと魚沢ルートのA隊と合流した。そして、山頂で全員握手。

 

その後、B隊は小松湿原もパスし、できるだけショートカットで北岐沢目がけて進んだ。適当に緩やかなところを降っていくと、沢跡らしきところが現れ迷わず北岐沢に出た。その途中手前の枝沢合流で、またA隊と遭遇し、以降はA隊のO総隊長の合同隊になってしまった。

無事、17時にC隊が待つ幕営地に到着する。さっそく夜の準備して、Sさんの微妙なラーメン風味付けで、持ち寄り鍋と酒で盛り上がり、フェイドアウト。


7/3(日)】

幕営地をA隊と同時に、遅めに出発した。当初は、東岐沢から日光沢を下山する計画であったが、とても体力・気力・実力が伴わず(自分だけ?)、東岐沢から登山道ベースで下山を決定。なお、昨日、湿原らしきところは全てパスしたので、湿原の景色、超感激でした。K隊長は、奥鬼沼山はパスして、みんなの荷物番に。湿原のベンチでちょっと昼寝してたら、山オバちゃん軍団に起こされ、休みたいから荷物どかしてくれと。どこへ行っても山オバちゃんは強いです。

そうこうして、みんなが奥鬼沼山から戻ってきたので、テクテクと日光沢温泉から長?い遊歩道を歩いて15:00に女夫淵温泉駐車場に到着。足がパンパンになりました。

お疲れ様でした。

ちなみに、K隊長は、腰痛と左目の周り三箇所、虫(たぶんブヨ)にやられ、翌日からの仕事は辛かったです。(これおまけ)


【雑感】

今回の会山行のルート、正直、甘く思っていたが、二日目は予想以上にヘトヘトになってしまった。

しかし、これが沢歩行、特に沢下降にすごく醍醐味を感じた。

あとから思えば、自分のようなど素人が隊長に任命され、なんとか彷徨もせず無事帰還できたこと、充実感がハンパじゃなかったです。

この試練を与えてくれた会山行を企画した鮎さんに感謝・感激です。ありがとうございました。


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