■丹沢水無川無雪期訓練2011/4班「水無川新茅の沢」

2011.11.12
田中、大部、中館、小坂(偶然の参加女子3名+ナイト)

4班の隊員

訓練風景
 装備確認後、戸沢テント場から下り林道歩き20分、橋に新茅ノ沢の看板が目に入ると鬱蒼とした沢…一声に、う〜暗い、やな予感と言いつつガレ場をくだり入渓しました。

 【残置物を使わずにリードする、セカンドのビレーをする、フォローする、FIX支点を作成、FIX通過をすること(ユマーリング)、荷上げをすること、意志伝達についての確認、懸垂下降支点をセットすし一番最初に懸垂下降をする、懸垂下降で登りかえしをする】
 上記にもとづき、

【役割分担】
 一番がリード(一本バックロープ)、フォローの確保(四番)。二番がユマーリングと荷揚げ。三番がトップのビレー、ユマーリング。四番がフォローとプロテクション回収、荷揚げ時のロープ誘導。

【第4班の課題】
 リードの際は残置は使わず、支点は全員カムとハーケンは1回以上は打つこと。

 F1基部でユマールの使い方を知らない小坂と実践に使った事が無くて忘れてる田中さんと一緒にナイトの優しく厳しい?指導からスタートしました。
 
 ・F1
 リード中館さん、メインロープでセカンドの田中さんと中館さんのリュックを荷揚げ。置き場所がなくて邪魔だから引きあげたリュックを中館さんに背負って貰う。中館さんが打ち込んだハーケンは回収の時中々抜けない。
 
 ・F2
 リード田中さん、セカンドの中館さんの二人で、田中さんのリュックを荷揚げ、引っ掛かり一生懸命引っ張るみぽりんの脇でヒョイと事もなげに持ち上げた中館さんは逞しい。。

 ・F3.4
 リード小坂、小坂とナイトが上で荷揚げ、中館さんが下でのローブを誘導したいと言ってたが、実際は短く垂直な壁だったので、するりとあがり、下の二人があれれって叫んでいた。
 F1〜4は順調に進み、ここ迄の滝も水を大量に流れていて右脇ガリー&ルンゼ沿いを訓練場として使いました。

 ・F5
 リード大部さん(流水右側から直登)…ガイドには12mとあるが幅6m高さ15mはあるでしょう!?俺がやりますとナイト、、取り付き前に気合い声何回か(よし!よし!よし!)そして見上げ、登り開始。
難しそ〜浅い滝壺に流れ落ちる水流は水飛沫も大量、手が見る間に真っ赤になり、全身ずぶ濡れでこれまた本当寒そう。でもやりましたよ!キャメを決め、ナッツも決め、ハーケンを打ちお見事、カッコイイ!!
このずぶ濡れ、着替え無しで後々ひびきましたが強いナイトは泣かない!フォロー中館さんがこれまたずぶ濡れで登りました。この時点で14時、再集合時間も迫りあとふたりのユマーリングは中止にしました。

帰路は同ルート下降、ひとりづつトップ交代の懸垂下降をしながら(丁度4回)入渓点の橋にたどり着き、、テント場から水無川対岸へ移動し、堰堤を利用の懸垂下降登り返しを練習しましが。これも途中時間切れで、目的課題はひと通り終了。
おかげさまで良い確認訓練山行が出来ました、お疲れさまでした、そしてありがとうございました

9:30戸沢テン場-入渓点-F1-F2-F3.4-F5迄-懸垂下降4回-入渓点-テン場15:00-対岸堰堤-テン場15:30

(記:小坂)


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