■足尾/松木川ウメコバ沢

2012.9.8
高橋、佐野、加藤

F1、F2を巻き終えて

"沢登りだから、巻かないで滝筋を登るかと思ってましたよ〜"
"・・・・・"

立派なロープに何の疑問も抱かず、単なるアプローチとして掴んで越えたけど、そのあとでそんなことを言われても・・・・。ケチがついたっていうんでしょうか(笑)・・・・最初に掴んだ時に言ってくれ〜!沢身を登れるかどうかは別としてもロープは掴まなかったのに。今さらやり直すつもりはない。けど薄くなったうしろ髪が引かれた。


F4(40m)の落ち口を覗きこんで

滝の直登は一見して無理と判断。シャワーでヌルヌルそうで傾斜が強すぎだぜ、何より怖すぎ。その右脇のフェースもつるつるでとりつくしまがない。そこで右のルンゼをちょっと上がったところから登れそうな壁に取りついて(30mW佐野)越えて、落ち口にクライムダウンしたら、滝身を直登しなくてはたどり着けないところに立派な(多分ボルト)ビレーポイントを発見。それも何本かスリングが巻いてある。

"みんな、この滝を直登して来てるってことか・・・・"
"ということですよね・・・・″

完全に負けた!あまりにもかけ離れた世界なんで打ちのめされた感はそこまではなかったが、とにかく負けた。

けど、少し経って気がついた。これはアイス用の支点だ!
というわけで、その上のF5(50m)にも立派な終了点があって安心なのでした。

ちゃんちゃん。

F4、F5はクライミングシューズで登りました。
ウメコバ沢の沢登り、これはお勧め。岩登りも楽しめます。やっと訪れた機会なんでオロ山ハントして石塔尾根を下ってみましたが、こだわりがなければ仁田元沢下降が吉でしょう。




山登魂ホームへ