那須/苦土川井戸沢(溯行)〜苦土川中ノ沢(下降)

2013.7.7
堀内、治田、大部U、田中、伊藤
 2回ほどお試しで沢登りに参加したが、今回入会して初めての山行です。
 今回はガイドブックにもある沢でミニ米子とよばれているそう。米子沢はまだいったことがないが、私のかなり行きたい沢の一つなので井戸沢も楽しみである。
 お試しでは堀内さんとしかご一緒したことがなかったが、今回は総勢5人で、それも山登魂で噂では聞いていた大御所である治田さんが参加するとの事で山登魂をもっと知る上でもいい機会である。


   前夜発で大部さんの車で現地に向かうが、天気予報でははじめよかったのに、前日?当日から崩れ始め、テン泊予定の深山ダム付近は雨が降っていた。何度か来たことがある人は東屋があるので(すいません、東屋という言葉を知らなかった私です)そこで宴会、テントを張ろうと言っていたが、なんと撤去されていて、公衆トイレのみになっていた。少し周辺を車でまわってみるが、やはりこの付近には東屋はないので、結局公衆トイレで宴会することになった。まあ、トイレはきれいで広く(ティッシュも有り)、そしてなによりも臭くなかったのでよかったけど。山登魂らしい洗礼??もちろんトイレ宴会は初体験でした。

 宴会は私達以外いないことをいいことに盛り上がった。
 私はとりあえず様子を見ていたが、大部さんと美穂さんが漫才のような感じで言い合い、堀内さんが見かねて?突っ込みを入れる。治田さんは見守る、語るときは語る感じでしょうか。見ていて楽しかったし、なんとなく山登魂がわかったような??山登魂は女だからといって容赦なく男性陣の突っ込みに戦っていた美穂さん、今後の参考に肝に銘じておきます(笑)
 私はレベル的に少し心配な面もあり、体調万全に整えたかったので0時頃にはテントの中へ。治田さん、堀内さん、美穂さんは2時まで宴会をしていて、治田さんは結局トイレで寝たようだ。

 翌朝5時過ぎには目が覚めたが、あいにくどんよりとした天気。時々ぱらぱら小雨が降る。天気がよければ、かなり沢自体が明るく景色が良い沢のようなので残念。
 6:40にテン場を出発し、どこで車を駐車するか少し悩んだが、ゲートが出てきたのでゲート前で車を止め、林道を歩く。

 堀内さんのお試しで歩くスピードが速くて大変だったが、堀内さんが特別というわけでなく、やはり男性陣は皆速く、必死になってついていく。汗がどっと出る。1時間くらい?で三斗小屋宿跡、それを過ぎると沢が現れ入渓。

 天気は少々いまいちだが、きれいな沢で5〜10mくらいの滝が次々に現れる。ちょっと足元が滑るような感じがしたが(私はアクアステルス使用)、初級者の私でも登ることができ、とても楽しい沢だった。ロープは、初めに出てくる15mくらいの滝で一度使っただけだった。
 私的には充分満足のいく沢だったが、他のメンバーは晴天の井戸沢をイメージしていたので、その点に関してはかなり残念がっていた。
 私がいうとしたら、スピードが私にとっては速かったので、もうちょっとゆっくり歩きたかったが、とりあえず頑張らねばと必死について行くことが少々辛かった。山登魂に入ったからには、もう少し頑張ってスピード・体力をつけなければと改めて思った。

 人は林道で車を何台か見かけたが、沢では結局1グループに会っただけだった。それも治田さんの知り合いのようだ。途中スピードの関係で遅れ、二俣で2手に分かれてしまったが、どちらも登山道に出るし、向こうにいるのが見えたので手を振って合図をしてツメていく。
 ツメはガレてたが、藪漕ぎがないのでよかった。

 登山道には10:40頃に着いたが、ツメあたりからニッコウキスゲを見かけ、登山道ではたくさん咲いていてとてもきれいだった。天気がよければ本当に最高だったと思う。

 下山は当初は大沢右俣を下降する予定であったが、私のレベルではものすごく不安があり、美穂さんも心配だったようで、相談した結果、中丿沢を下降することになりホッとする。ただ、大部さんは大沢右俣を下降したかったようで、後ろ髪をひかれるような感じだったようだ。登山道の下山もみなさん速くやっぱりついて行けなかったが、途中ニッコウキスゲが本当に綺麗だったので、ついて行くのを諦め、少し写真を撮りながら中ノ沢入渓点へ。
 中ノ沢はとてもナメがきれいだったが、少し滑りそうだったのと、下りが苦手な上に沢の下降経験が少ないので、足元を見ながらおっかなびっくり下っていた。三斗小屋宿跡へは13:30到着。遡行終了し来た林道を戻って下山。

 ちなみに今回行きのゲートの鍵が開いていたが、車はゲート前に駐車して林道を歩いた。途中林道に車が入ってきたし、三斗小屋宿跡付近は駐車スペースがあったので、中まで入ればよかったね、なんて言っていた。でも帰りゲートに戻ってみたら鍵がかかっていたので、ゲート内を入っていったら閉じ込められていたので危ない、危ない。
 帰りは近くの幸乃湯温泉で汗を流し、高速を降りたところで、「さいとう」というところでお蕎麦を食べて帰った。幸乃湯は入浴料500円で広いと露天風呂、打たせ湯があり、なかなかよい感じの温泉だった。入口の御神体がインパクト大。お蕎麦もおいしかった。
 温泉に入っている時や帰りの高速はかなりの雨っぷりで、天気は少々残念だったが、運よく絶対雨に降ってほしくないところでは大丈夫だったので、タイミングよく行けてとても楽しかったです。レベルがまだまだですが、、沢登りと山スキーをしたくて山登魂に入ったので、早くついて行けるよう頑張ります。この先ご迷惑をかけるかもしれませんが、またよろしくお願いします。参加者の皆様、ありがとうございました。


伊藤 記

【記録】
7/6 :
 堀内−大部―治田―東鷲宮駅 田中・伊藤ビックアップ 19:00―高速道路―深山ダム付近 公衆トイレ宴会 テン泊
7/7:
 テン場出発6:40頃−ゲート−林道〜入渓8:20頃〜井戸沢遡行〜登山道10:50頃〜流石山10:55〜大峠11:30〜中ノ沢入渓下降12:10〜遡行終了13:30〜林道〜ゲートー幸乃湯温泉−高速―蕎麦屋「さいとう」―東鷲宮駅18:50頃 解散


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