佐野です。
先週末の沢の簡単な報告と、感想を少し。

出発してからずっと雨が降り続いていたが、翌朝には雨はあがっていた。
その日は一日、降ったりやんだりの天気。
早朝(といっても6時ごろ?)、前夜飲み過ぎて熟睡していたところを、
レンジャーらしき人に起こされ、車を動かして、出発準備をはじめる。
四郎沢は、出会いからして水量が細く少なく、あっという間に二俣着。
その後、結構大き目の滝がふたつ出てきて、おそらく他パーティーはあまり上らない
だろうと思うものの、
山田くんの一声で直登することに決定。
30メートルザイル1本だったので、どちらも20〜25メートル程度か?
はじめの滝は、山田くんが、次の滝は、寺本さんがリード。 岩がもろく、ピンもな
い。
特に、寺さんがリードした2本目の滝は結構いやらしく、冷や汗ものでした。

滝を越えると、早くもつめの様相に入る。
ここからが試練の時で、300メートルほどの標高差をひたすら藪をこいで上を目指
す。
下山路としてとったカラノマタ沢は、出だしが結構急で、一挙に足が疲れてしまい、
沢出会いに着く頃には、私はふらふらになっていた。あとは湯沢を少し下って堰堤横
で泊。
前夜の雨にも負けず、焚き火に火がつくも、飲み始めたところで雨が降り出してしま
う。
が、フライの中に退散してからも、雨の中の焚き火を横目に見つつ、
いつものごとく(?)、宴会は大盛況でした。

雨は夜もずっと降り続いていたものの、朝にはあがっていた。この日は雨もふらず、
晴れ間が出る。
出発してすぐ大薙沢出会い。四郎沢とは違って、広く、明るく、水量もそこそこあ
る。美しい。 難所もない。
途中は美しいオレンジ色のナメがえんえんと続き、あちこちで歓声があがる。
これでかなり距離を稼げだのか、あっという間に上部二俣で、そこから四郎峠へはも
う一息。
四郎岳へのピストン(私と寺本さんは峠で待機)のあと、登山道から下山開始。
意外にも道はずっとつながっていて、途中四郎沢に入ったりしながらもあっという間
に下山し、13時ころには車着。

短いものの、沢の遡下降をふたつもこなし、体中が筋肉痛です。あと、虫の痕跡がひ
どい。
ふだんはなかなか入らない山域でしたが、緑が濃く、きれいな山々でした。
特に大薙沢は美しく、すばらしかったです。
お疲れさまでした!


【メンバー】  治田さん(L)、寺本さん、佐藤さん、佐野さん、山田さん、石川

【天気】 12日:曇りのち雨、13日:薄曇りのち晴れ

【12日】
四郎沢のぼりはじめ。佐藤さん新型の軽量ヘルメットが光ります。

途中のスラブ登り。山田君はシュリンゲ無しで登ってしまった、、、恐ろしや、、。

治田さん登りのムービー

大滝2ピッチの1ピッチ目、山田君リード。

つづいて2ピッチめ寺本さん。かなり怖いです(石川一度落ちました)。
ベストリード賞獲得。

燕巣山頂上にて。このころより雨が降り出す。

カラノマタ沢下降中のひとこま。

カラノマタ沢での温泉発見のひとこま。

懸垂を交えて下降。

下降困難なゴルジュ。巻きました。

ゴルジュの下に回ってパチリ。

焚き火を始めたところで、雨が降り出す。ツゥエルトは広大でとても快適でした。

【13日】

大薙沢出合近くの金鉱山後へ向かうトロッコ道。橋げたしか残っておらずとても危険。ここから沢に下りました。

ナメ沢が延々つづきます。予想外の収穫!

途中のなめ滝。なかなか綺麗でした。

滝の上より。

日本500名山には入ると噂の四郎岳にて。
御疲れ様でした!!