尾瀬燧ケ岳山スキー
19日 お疲れモードの4人衆、前夜出発はキツイと言
う事で朝出発2泊3日の計
画。
早朝幸手市を出発し渋滞を経て桧枝岐に12時到着。車はR352桧枝岐の最終家屋(公
園駐車場)まで、
この先除雪はしてあるが通行止めの為ここから歩きとなる。キリンテを超えキリンテ
橋先からスキーをはく。
七入橋を渡り林道のカーブ3つ目辺りから道を離れ、モーカケ沢を渡りブナ平の沢地
形をたどって行く。
今日の目的地は東田代までだが昨夜からの積雪がありラッセル続きで何処まで行ける
やら。
1572.7mを目指し一度道路に出た後斜面を登り、しばらくするとメラッパシ田代。
ここまで結構時間がかかったので東田代手前、急斜面近くを幕場とする。夜は月も出
ていて明日が楽しみ、宴会も大盛り上がり。
20日 7:30出発。朝一の急登をやっつけると東田代に到着、やっと真っ白に輝く
燧ケ岳と御対面。
東田代を右方向へ横断し沢地形をひと登りで上部斜面直下に出る。
無木立の真っ白な斜面は部分的にアイスバーンになっておりツボ足&トラーゲンで爼
グラに立つ。
尾瀬・会津駒・日光白根・至仏山の遠望が素晴らしい。強風を避け一段下った所で滑
降の準備をして熊田代へ向け深雪を飛ばす。
雪質はフカフカパウダーで深さも丁度いい・・・ウー、気持ち良過ぎ!
熊沢田代を少し登り返し広沢田代へ向けちょっと急な斜面で再び歓声を上げる。
御池ロッジを右に見ながら御池田代に11:30着。ゆっくりと休憩した後、大杉岳南西
尾根の1712m付近を目指しシールをつける。
長い滑降で足はフラフラだが治さんだけは快調に飛ばしていく。1時間ほど登った地
点で本日終了としテントを張る。
時間はまだ13:30と早い。だが、せっかくなので雪山でもう一夜を過ごすことにしよ
う。
残り少なくなった酒をチビチビやりながら時間を潰す。夜半、風雪が強くなり明日の
行動が少し心配、9時過ぎまで頑張る。
21日 雪は30−40cmくらい積もりラッセルはキツイが大杉岳からの滑降を考
えると全然つらくない。
1時間ほどで大杉岳頂上に到着、隣の1888mピークへ進む。
稜線上は風の通り道のため所々雪が切り取られた様に段差が出来て歩き辛い。
会津駒から大津岐峠へもこれを大きくした様な地形で注意が必要だと治さんから聞か
される。
さて、今ツアー最後の滑りだ。燧ケ岳に比べ斜度は無いものの間隔の広いブナ林を快
適に飛ばしていく。
昨日とはちょっと雰囲気の違うツリーランを目一杯楽しむ。途中カモシカ君を追いか
け、あっという間に御池に到着。
林道にはありがたいことに今朝走ったスノーモービルの跡があり(こういう場合は大
歓迎)、その上を快適に滑って行く。
途中道がカーブするところはショートカットで斜面に飛び込む。結構下の方でも雪は
軽くて気持ちが良い。
林道滑りに飽きてきた頃七入橋が見えてきた。ここからほとんど傾斜の無い道路を桧
枝岐まで歩く。
治さん、佐藤君は最後までスキーを脱がなかった。駐車場に11:00着。駒の湯で疲れ
と汗を流し帰路につく。
少し渋滞したが治さん宅に17:00着。人気ルートだけあり内容は素晴らしかった。
今回の状況は冬山そのもので、さらに歩きが長く皆敬遠したのか誰にも会う事はあり
ませんでした(スノーモービルさん達はいたみたいだけど)。とにかく今シーズン最
高のスキーが出来ました。