足尾山塊・小中川本沢〜奥袈裟丸山〜郡界尾根


さて、早春の足尾の谷はこれ如何に? 蓋を開ければ、やっぱ沢いいっす。
ゴーロが続いて明るい平らな沢を山と対談しながらのんびし遡る。
魚もけっこう横切るが、竿はなし。あきるゴーロから突如凄いゴルジュ登場。
「嘘かよ。支沢だろ。でもまあ覗くか」なんてね。トボトボ覗けば「おーなんと
これが目指す左沢。あちゃ」だ。なかなかの景観だ。ナメは延々と続く。
傾斜のあるやつは慎重に攻めるか、無理ならば巻く。巻きも何かいやらしい。
最後はどこも急峻なナメスラブルンゼで崖に吸収されるようだ。
急なつめを巻気味にリッジにとれば笹道から登山道に出て後袈裟丸山に着。
ハイカーがわんさか。確かに人が多いのが後でわかる。
下山は郡界尾根。これが良い。ヤシオツツジの花満開で気分さらに上場。
歩きやすい緩いくだりで、何度も袈裟丸連峰を振り返り、山を楽しんだ。
これなら人が来るのもうなづける。
沢グレード1級上かな。いや1級かな。
予定通り、グイグイ登れる箇所もあり、沢一発目は疲れました。体をほぐして
これからまた、いろんなとこ出向きます。ありがとうございました。