■下田川内/早出川今早出沢[溯行]〜矢筈岳〜早出川割岩沢[下降]

2008.9.20-.22
鮎島仁助郎、成田一實
 ガンガラシバナとジッピ。下田・川内を代表する景色として、ずっと前から行ってみたかった。それも、どうせ同じ水系にあるのならセットでやってみたいなーと思っていた。でも、だいたいどこにあるのかピンとこない。「日本の秘境」というぐらいだから両方やるのなら漠然と5日ぐらいはかかるのかな・・、来年の秋が5連休だからそこでいこうかな・・、そう考えていた。何気なく資料を読むと、確かに早出中流部から入るのなら5日以上は必要だが、室谷越で入れば4日でいけそうだ。本来、早出中流部と繋げるのが自然の理だが、ちょっと実力を超えていそうだ。ここは分相応をわきまえて妥協し、まずはシバナ&ジッピ&矢筈岳の一石三鳥ぐらいで我慢すべし。思い立ったら吉日、今年行くしかない。
 さて、どちらの沢を登りにとるか。やはり、ガンガラシバナはぜひ登りたい一方で、ジッピは別に下ろうが登ろうがどっちでも通過できればよい。そう考えれば、今早出沢が上り、割岩沢が下降なのは明白。問題は割岩沢が下れるかどうかだが、幸い、記録がひとつだけ見つかった。榎並さんのか。牧野さんが25歳にして「大渓谷の登り方」を雑誌に披露していたのは度肝を抜かれたけれど、25歳にならずして創造的な溯下降をしていた榎並さんに今更ながらとても驚嘆せずにはいられない。当時は感じなかったけど、最近になり、偉大さをつくづく感じる。
 ただ、台風。完全に直撃やんけ。完全に絶望的。でも、どうせ一日目はガンガラシバナ基部までの河原だから・・と、とりあえず、現地まで行くことにして計画を組むと、前日になって案外影響が少なさそうなことが判明した。下越地方は晴れ間も出るらしい。うーん。よっしゃ。ツキはこっちに向いてきているのかも・・。金曜夜時点では晴れ、曇ときどき雨、曇ときどき晴、曇ときどき晴の天気予報である。

ガンガラシバナ右方ルンゼ全景
 東京から4時間。一ノ又橋に車を停め、仮眠をとる。
 朝起きてみると、もう一台松本ナンバーの車が停まっていた。どうやら今出で定着して釣りをするらしい。ここいらに来ているらしいので一ノ俣越えの道を教えてもらった。ゲロすると、前日金曜日の午前中までアプローチはずっと室谷越だと思っていたのだ。しかし、今は「一ノ俣越」が主流らしく、どうやら室谷越とまったくの別物らしいことが判明してしまい、かなり不安になっていたのだ。なお、その釣り師は室谷越えの道も行ったことがあるらしく、どうやらそっちは途中から大変なことになるらしい・・。『関東周辺の沢』通り、室谷小学校裏から入っていたら大変なことになっていたぜ。事前に調査しておいてよかった。
 一ノ俣橋から沢沿いに行くのだと思っていたが、出だしは右岸を登っていく。少し行くと杉林に出て後は水平道。ここまでくればかなり踏まれているので間違いようはない。5分程度行けば下り沢に入る。道はあるのだが、ここからわかりづらい。結局、沢屋なら沢伝いに行ったほうが早そうだ。途中、何個か滝がありナメ滝を越え、10m級の滝を2つ簡単に越えてちょっとしたゴルジュを越えると登れない15mぐらい滝が出てきた。これを右岸から巻くと明瞭な踏み跡に出た。どうやら道があるらしい。再び沢へ戻り5分ほど行くと左岸にちょっとした広場があるところに右岸から流入する沢が一ノ俣越へ通じる沢。ちょっとわかりづらいけど、GPSを持ってきたのでうちらはバッチリだ。そこから15分ほどで標高700mの一ノ俣越。あとは明瞭な踏み跡(1箇所わかりづらいところもあるがそこは赤布あり)を30分下ると今早出沢のアカッパ沢出合に着いた。3時間かからず、幸先が良い。
 今早出沢を溯ってゆく。9月も中旬を過ぎると、あまり虫もいなくなるらしい。7月とかお盆の記録に良く出てくる発狂しそうなほどのメジロアブはまったくいない。天気は快晴。最近、雨が降っていないのだろう、水も多くなく、闊達な河原が続いてゆく。それに流れがまったくないに等しい。今早出沢はそんなとても気持ちのよい河原歩きが続いていく。一箇所腰まで浸かるところがあるが、別に泳ぐでもない。魚も走る。走る。大系にあるマスと見間違うか如くの岩魚も一匹見た。ゴンブト!。今回、そんなに余裕があるとは思わず、釣竿を持ってこなかったのが、ちょっと悔やまれる。
 唯一滝らしい滝の横滝を左から簡単に登り、なおも河原をどんどん歩いていくと、見えてきましたスラブ群。ここまでくればガンガラシバナまでは近い。いや、もうガンガラシバナなのだ。ガンガラシバナって「日本の秘境」に出ている写真のところだけを指すと思っていたのだが、それは間違い。写真のスラブはただ単にガンガラシバナ右方ルンゼスラブと呼ぶが正しいと思われる。だいたい周囲270度、全部がスラブなんじゃ。ここにいけば「ガンガラシバナってスラブ群の総称なんだね」ということがわかると思う。その右方ルンゼ出合までアカッパ沢出合から3時間半でついてしまった。そんなに早く歩いたつもりもないのだが、水も少なかったし、釣りもしなかったからだろうか、案外早く着いてしまった。12時半だし、今日中に「右方ルンゼ」上にいけそうだけれど、荷物も重いし、大伽藍を前にして泊まりかったので、右方ルンゼ出合のチョイ下の河原でにツエルトを張る。
 竿もないので、とりあえず、偵察したり、日焼けに勤しんだりして時間をつぶし、あとは焚き火。まったくテクニックも必要せず一発着火成功だ。

 夜半から雨が降り出してきた。次第に雷雨となり悲惨だ。河原は広く、源流部近いところなので浸水という恐れはまったくなかったが、最悪だ。
 ちょっと雨足が弱まった3時半過ぎにおき出し、準備。5時前のちょっと暗いうちに幕営地を出発する。3分で右方ルンゼ出合。そこから10分でガンガラシバナ右方ルンゼスラブの取付きだ。そこで、クライミングシューズに履き替え、ヘッドランプがいらなくなるまで明るくなるのを待つ。すると再び雨も強くなってきた。しかも、カミナリまで・・。ルートを見る。本流を左から巻くような感じで登る「タカクワ」ルート――。昨日の偵察の際は別に本流沿いだろうが、空荷ならどこでも登れるのでは・・と思っていたが、そのタカクワルートですら登れるかどうか・・。だいたいが、明け方の雷雨で昨日はチョロチョロだった本流が大迫力の瀑流となり、昨日は完全に乾いて見えたタカクワルートの左側のルンゼ状スラブも普通の滝となって水が流れ落ちているのだ。
 頭の中では出発を遅らせたほうが安全なのはわかっているのだが、この日の行程を計算するとこんなところでグズグズはしていられないジレンマ。ちょっと明るくなってくると視界は悪くなく、なんかいけそうな気持ちになってきた。成田さんは「こんな雨の中、岩を登ったことないんですけど・・」というが、私はトリカブトの経験もあるし。
 それでも雷鳴は嫌な気分にさせ、かなり憂鬱になりながら、まずは簡単なスラブをノーザイルで左の水流沿い(本流ではない)を100mほど上がってゆく。そこからはバンド左へをさらに50mほどトラバースする。ここでロープをつけるが、いい潅木がなく草を束ねたのがビレイ点なので落ちられない。
1P目(鮎島、V、40m)
 草付が生えたスラブを登る。潅木でランナーをとりながら行き、水流との小尾根上の潅木まで。
2P目(鮎島、V、40m)
 小尾根のスラブを登り水流に入り、水流が5mほどの滝となった基部の左の潅木まで。
3P目(鮎島、V+、50m)
 滝は右側のブッシュから越えるが、ちょっと傾斜がある。あとは右上する感じにロープいっぱいまで伸ばした潅木まで。
4P目(鮎島、V、45m)
 スラブを忠実に登り、潅木まで。
5P目(成田、V、40m)
 せっかくなので、成田さんにもリードしてもらう。右へ右へとブッシュをつないで、滝の落ち口の潅木まで。
 結局2時間で登りきってしまった。このルートであれば、結果的に怖いと思ったのは3P目出だしのの傾斜の強いブッシュだけでハーケンも一本も打たなかった。もっとも成田さんはハンマーをザックにつけっぱなしだったしね。しかし、この景色は壮観だ。滝の落ち口は非常に高度感がある。対岸スラブなどガンガラシバナスラブ群のちょっとした凹角のあちらこちらに昨日は見当たらなかった水流がある。すごいすごい。登っちまえばこっちのもんだ。
 ここでロープをはずし、なおも行く。ここからは簡単かなと思っていたが、スラブ上は結構なゴルジュだった。ロープを出すわけではないが、クライミングシューズが有効で面白い。そこをちょっと行けば、源頭という感じになり、沢靴に履き替え、雨の中、源頭を詰めていく。水をしみこんだロープがやたら重く感じ、結構長かった。最後10分程度の藪漕ぎすると下矢筈岳(1241m)だった。
 さてここからが記録では2〜5時間とかなり幅のあるタイムでなかなか読みづらかった藪こぎだ。しかし、やり始めると案外、踏み跡がある。今シーズン、トマとか入っていたらしいからね。また、今度は雨の天気が幸いとなって暑くない。矢筈岳直下は踏み跡が不明瞭でちょっと苦労したが、2時間もかからず矢筈岳に着き、ちょっぴらうれしい。
 この矢筈岳。やはりなかなか踏めないだけに価値がある。ボクの認識ではマイナー12名山の筆頭格なのだが、矢筈岳にはそんな風格もある。頂上には標識棒が刺さっているが、誰が持ってきたのだろうか・・。エナミさんが持っていた矢筈岳の黄色い看板はまだあり、それをもって2人で写真に入った。
 割岩沢に向かって下降だ。実はこれが一番の核心だと思っていた。割岩沢ム沢の源頭はルンゼ状スラブで登ればW級程度とのこと。そんなところに紛れ込んでしまえば、懸垂の連続になってしまって時間がかかってしょうがない。記録もエナミさんのものしか見当たらず、それも漠然と三本ルンゼのうち東と真ん中の尾根を下るという記述しかない。幸い、雨も上がり視界があるのはうれしい限り。エナミさんを信じ山頂から直にできる限り右へ右へ、つまりは東へ東へと意識的に藪を下るが、藪に入ると視界が遮られ、よくわからん。GPSも駆使させてもらうが、やっぱりわからん。結局、動物的感で下るといい感じに尾根に入り、そこの尾根藪を伝い下れば、3本ルンゼの一番東のルンゼのかなり下のところまで尾根が続いており、そのルンゼもちょっとだけ下ったら割岩沢本流が20mぐらいのスラブ滝で出合っていた。このスラブ滝は右岸から巻き下れば本流に降りられるたので結局、一度も懸垂せずに本流に降りられたわけだ。はっきり言っちゃおう、すごいよ。パーフェクトだ!自画自賛したい!まぁ二度とできる自信もないけど、もう来ないからいいや。
 本流を下っていく、途中、10m滝を懸垂し、なおも下ると35m滝となった。ここは1段下ってダブルで懸垂。しかし、下ってみれば50mロープだったら1本でもギリギリで大丈夫だったようだ。なおも、本流は連瀑となり、できる限り巻きで下るが、10m滝、3mCS滝、10m滝と合計5回の懸垂で西俣沢の出合まで下れた。3mCS滝の懸垂のみ大岩が支点であとは全部潅木が支点だ。ここまで、残置スリングは1つしかなかった。そんなに下られていないのだろう。しかし、それにしても結構ゴルジュが続くのね。源頭だと思っていたが、腰まで浸かる浸かる。寒いぜ。また、トポには載っていない滝もあるような・・。
 時間はすでに16時近い。そろそろ泊まりたいのだが、ゴルジュが続き、まったくいい場所がない。確か、ここまでもそんないい場所がなかったような。しょうがなく、西俣沢を過ぎると、それでもやっぱりゴルジュが続いている。もう、イヤっという感じだが、水に浸かって下るとようやくいいところっぽい、いやまだマシっぽいところが左岸にあった。薪は豊富にあるし、砂地の平地だし、およそ川面から50cmほど高いところにあるしね。相変わらずゴルジュ帯の真ん中にあるちょっとした河原なので不安もあるが、大丈夫だろうということでそこに張ることにした。場所は西俣沢出合と曲がり沢出合のちょうど真ん中あたり。

 最初は雨も降ってないし、なんとか焚き火も豪勢にできてよかったが、今日も19時ぐらいから雨が降り出してきた。ツエルトに入り込み、飯を食って、さっさと寝る。
 夜半。雨が強くなってきている。大丈夫だろうと思っていたが、雨もやむ気配もなく、水位も上昇してきた。昨日とは違って雷雨でないところが、逆に「いつかやむ」という気にさせず、心憎い。23時になると不安は増幅する。まだ大丈夫だろうとは思っていたが、そう思っている間に浸水してたことが白山カラスノ谷で経験していたので念のため、一時退避的なテラスは確保して上で、いつでも逃げ出せるよう荷物はまとめることにする。シュラフカバーなどは畳み、食料などと一緒に詰め込んだザックを枕にして再び寝るわけだ。
 が、まったく雨足が弱まることもない。二人で危険水位と定めておいた焚き火も朝2時半には浸水した。割岩沢は今早出とは違い、源頭はそれほどスラブに覆われてなかったから、ちょっと出水も遅いのかなと思っていたが、早出は早出。さすがに水が早く出る。それからは10分おき程度に水位を確認する。2時40分、雨足、弱くならず。2時50分、雨足、弱くならず。3時、雨足、弱くならず、目測あと5cm。3時10分。雨足、弱くならず。3時20分、ん、ちょっと弱くなってない?3時30分、だいぶ弱くなった。セーフかな・・。
 あとはウトウトだ。寝袋なしで横になっているだけだが、案外寒くない。5時半。いつの間にか雨も上がっていた。明るくなって川を見ると、あと5cmまで迫っていた水位はけっこう減退している。空には月も確認できる。助かったようだ。良かった。良かった。

 焚き火を再点火しようとするも我らの実力では失敗。ゆっくり準備をして7時過ぎに出発。水はまだチョイ濁り気味でいまだ増水していて、日程はあと2日あって余裕もあるもだが、何もかも濡れてしまったので、できることなら今日中に下山したいのだ。
 すぐに魚止め滝で簡単に下ると右岸から曲がり沢が流入し、少し行くと今度は左岸から北俣沢が入ってくる。曲がり沢出合と北俣沢出合にはいい幕営地があるという話だったけど、うーん、ちょっと水に近すぎない?うん。どうやら一番いいところに幕営したようだ。
 両方ともそれなりに大きい沢なので、一気に水が増え、オイオイオイという感じの水量になる。北俣沢を過ぎると再度ゴルジュになる。ヤバいぜ。大迫力。1m滝ですら油断はできない。結構長いゴルジュを慎重に下るとやってまいりましたジッピジッピ。想像では両岸50mぐらいの圧倒的なゴルジュなのかなと思っていたけど、高さ自体は10mぐらいしかないのね。でも確かに逆V字で、深さが見えない。感動するね。水も多いし。テクニック的には巻き込まれる心配はないので安心して流されるだけだ。泳ぐのでなく流される。この感覚がいいね。とにかく、この水量では流れが強いので絶対に下からの突破はムリ!と思う。
 幕営地からここまで1時間程度で下れたが、ようやく先が見えてきたというところか。あとは確かにヒョウタン淵(右岸巻き)下と夕沢出合で休憩し、3時間ちょっとで今出についた。でも、途中、何度となく流れに身を任せるところがあり、下りだったから良かったがこれを登るとなったら本当に疲れるだろうなー。このあたりの割岩沢はとにかくすばらしい大水量の大渓谷なのだ。魚も走る。走る。
 『関東周辺の沢』では20〜30分と書いてあった今出からアカッパ沢の距離だが、クソッ。ウソやんけ。結構なハイペースで歩いたつもりだったが、1時間以上かかった。増水もあるのだろうが、コースタイムの2倍かかったというのが精神的につらいぜ。やめてくれ。なお、もちろん「阿、才」というペンキ文字ももはや見当たらない。ただ、ケルンはバッチリある。
 あとは本当に疲れる一ノ俣越をバテながら帰るだけだ。
 初めて下田川内山塊に入った割には本当にいい山行ができた。この時期はメジロもいないし、スノーブリッジはないし、まったく寒くもないし、適期だと思う。ルートも割岩沢を下りにとって正解だったな。想像通り、今回のルートは登攀的なレベルはまったく高くなかった。ガンガラシバナだって、タカクワルートは状況がよければロープもいらないんじゃない。でも、明らかにここは山深い。そこをどう判断するかがポイントなのだろうね。私が当初想定していたポイントは@一ノ又越のルーファイAガンガラシバナの登攀B下矢筈から矢筈岳の藪漕ぎC矢筈岳から割岩沢へのルーファイD割岩沢下降の5つだったが、これらを完璧にこなせたし、想定していなかったE割岩沢幕営地も結果的だけれど上手くやれたし、これらが3日でいけた要因なのかな。また2人だったしね。
 でもなぁ。やっぱり後ろめたさがあるんだよね。一ノ俣越でショートカットしてしまったことに。だから早出川中流部はやりたいのです。うん、でも、あの水量見ると、早出川中流部は単体でいいな。
 もうひとつ、ガンガラシバナの水流沿いルート。あの雷雨の状況下ではまったく悔いも残ってないけど、やっぱりタカクワルートって全然カッコよくないんだよね・・。一ノ俣越えの道もわかったし、状況がよければガンガラシバナには10時すぎに取りつけるはずなので、これだけなら1泊2日でやることもまったく夢じゃない。うん。こっちもまたきてもいいなー。
 そんなんで、冷静になって考えればS級かどうかはわからないけれど、ガンガラシバナ登攀とジッピ通過、さらには矢筈岳を踏めて車に帰れるこの周遊ルートは、下田川内、いや日本でも有数の周遊プランだったことは確信できる。そんな計画を完遂できて、とても幸せなことは間違いなし。成田さん、ありがとうございました。

2008.9.25 鮎島 筆

【記録】
9月20日(土)快晴、夜半雷雨
 一ノ又橋0620、アカッパ沢出合0900、幕営地1230
9月21日(日)雨のち曇、夜半大雨
 幕営地0450、ガンガラシバナ上0730、下矢筈岳0930、矢筈岳1110、割岩沢3本ルンゼ基部1230、幕営地1610
9月22日(月)曇
 幕営地0710、ジッピ下0830、今出1200、アカッパ沢出合1315、一ノ又橋1620

【使用装備】
 ロープ50m×2、クライミングシューズ各自、ウェットスーツ各自、ライジャケ、捨て縄×5、幕営具
※ロープは結果的に50mなら1本で大丈夫だったようだ。
※ライジェケは必須とは思わない。(成田さんは持っていかなかった)
※ハーケン、ボルトは持って行ったが使わなかった。(カムは持っていかなかったし必要も感じない)

【写真】
3P目終了点の潅木 大滝上からの高度感
藪漕ぎ中(後に見えるピラミダルピークが矢筈岳) 矢筈岳山頂にて
ジッピ入り口 ジッピで流される