2009.7.11
高橋・佐野・武井・田中・青山・石川
四十八滝沢?いかにもありがちな名前だなあ。
扇子一つ?大いに疑わしいが、御坂山塊(ってよくわかってないけど)だから水量も少なくて雨の天気予報にはちょうどいいかもなんて感じで、消去方でたどり着いた行き先だったが、謎の宝鉱山(ホウコウザンではなく、タカラ集落にある鉱山と判明。寺さんに報告するに及ばず)から、正面に一望する四十八滝沢の山頂アンテナまで一気に駆け上がるルンゼ然とした姿に漸く期待が芽生え、そしてそれは予想を裏切りとても楽しい沢でした。
入渓地点は登山道を20分くらい登った最初の千ヶ滝の手書き看板があるところ。降りたところだけはゴーロの沢だったがすぐナメ滝と段々滝が現れ初滝にたどり着く前にすでに当たりを確信した。
とにかく、滝滝滝滝滝。滝以外ない。48ケよりはあるでしょう。別名千ヶ滝もうなずける。
一段一段は4~5メートルと高くはないのだが、下山の際に木の間越しに眺めると一本の白い糸となって見え、幽玄な雰囲気を湛え仙人も昇天しそうな迫力で登れそうには全く見えないのがいい。
実際は全て直登出来る。初滝8mと2段15m大滝は間違いなく要ザイル(初滝は見た目の三倍悪く、リードは核心ランナウトため気休めにしかならないかもしれないが、後続のために曳くべし by 武井)だが、他はお助けが数回活躍した程度で、ノーザイルで楽しく登るのにちょうどいい。ナメもいい感じに混じる。意外に水量が多くシャワー浴びまくりになるので盛夏はこりゃもう最高でしょう。我々は曇り空だったので寒かった。
また今回も遡行時間がコースタイムの倍くらいかかってしまった。前回もそうだったけどいつの間にか時間がたっているんだよなあ。帰りの都留市営温泉センターもナイス。初夏の沢第二弾も、はあー満足。
個人的には扇子一本では足りないくらいだが、登山道が沿っていることと頂上のアンテナ林立で仕方ありません。
アイスの記録が多かったのですが夏のシャワーの沢、いいっすよ。手もつかって高度を稼ぐので体にも優しい? (記:高橋)
記録:三つ峠山北口登山口09:30 - 入渓点09:50 - 三つ峠山頂 15:00 - 北口登山口戻り17:00