■北関東/栃木 藤坂RG「遭難対策訓練」

2009.11.07


渡辺(遭対L)、佐藤、高橋、鮎島、高田、治田、石川、佐野、天田、奥村、武井、田中、大部、細谷、中舘、亀田、小池


<総評>

藤坂がすいていたおかげで、マルチピッチの基礎トレ、会員間の親睦といった基本的な目標は達成できたように感じます。

一方で、残置支点に対する考え方(換言すれば「想像力の欠如」)が課題として残ったと考えます。

<良かった点>

・ザイルを組んだことのないもの同士、普段組まないもの同士でザイルを組めました。今後の個人山行に発展していけばと思います。

・藤坂でかなりの本数を登りこめたため、少なくともマルチピッチの基本的システム(リードが登り、セカンドがフォローする)は全員理解できたものと思います。

・懸垂の停止(足がらめ)は「知ってはいるけどやったことない」という人が多かったようですが、実際に停めてみて結構好評でした。

・カウンターラッペルによる下降が思ったよりも(時間はかかったけど)うまくいきました。チェストハーネスと併用すれば十分実用的です。

・ボルトを1本ぶち込みましたが、藤坂の岩のもろさを体感でき、また、案外深く埋めないとダメなんだなあということがわかって良かったと思います。

<反省点>

・古賀志山で、「トップロープするときは残置終了点を使うな」と遭対Lとして連絡したにもかかわらず全く守られていませんでした。

・訓練が形だけに終わっている恐れがあります。

・藤坂&古賀志という、決して残置の利用状態がノーマルではないエリアで(いいかえれば「頭の悪い残置」が多いエリアで)トレーニングを行ったことによる影響が心配です。具体的に言うと、以下二点が定着してしまうのが怖い。

○ビレイポイントに残置スリングを利用する → ハンガーにビナが入らないから仕方ないといえば仕方ないが…

○トップロープ支点に残置終了点をそのまま利用する  → 自分で作るのが基本。


藤坂ロックガーデン

 

 

 

 

 

 

 

                                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



宴会