屋久島/宮之浦川



期間:2009年10月31日〜11月3日(沢中3泊4日)
メンバー:渡辺(山登魂・鹿児島大学山岳部OB:記録)、伊佐美(鹿児島大学山岳部)
形態:沢登り
行動概要:
初日 鹿児島→宮之浦港→潜水橋→ゴルジュ入り口(実働3時間)
二日目 →第一〜第三巨岩→竜王の滝左岸
三日目 →源流帯
四日目 →稜線→下山










学生時代を鹿児島で過ごし、その間にやり残した宿題がいくつもある。宮崎の石並川、武平谷、祝子川。あるいは霧島の大幡川。大隈のヒラタケ沢。中でも屋久島・宮之浦川は、東京から見れば韓国より(金銭的にも時間的にも)遠いだけあって、「学生のうちにやっておけばよかったなあ」と後悔していた。が、社会に出たものの定職を得られなかったことが幸いし?派遣の仕事を事実上クビになったのを機に後輩を誘って宿題の一つを片付けることにした。天候に恵まれず思ったよりエンジョイできなかったが、大物をしとめた満足感は大きい。
それにしても、学生の頃、「いつか社会人になって屋久島に来た時は、下山日くらい民宿に泊まって打ち上げしたいなあ」と思っていたが、やっぱり今回も公園でオープンビバークとなり、濡れたシュラフカバーで凍えながら、学生時代と大して懐具合が変わっていないことに気付いて慄然としたものだった。




10/30 東京→鹿児島
 事実上仕事をクビになるが気にせず最終便で鹿児島へ。市内は灰がすごい。部室で飲む。

10/31(一日目) 快晴(夜から時々雨)
 10:30屋久島宮之浦港 13:45潜水橋 15:30ごろ?幕場(第一巨岩の手前)
 伊佐美は朝、部室で酔いつぶれているナベを見て「今日は無理だな」と思ったらしいが酔っていてもやるべきことはやらなければならない。ナベは前日飲みすぎて記憶のないまま7:00発のフェリー屋久島丸に乗り込むも完全二日酔いで、佐多岬を見て「屋久島だ!」と叫ぶ有様。タクシーを捕まえて宮之浦林道を進み、工事現場の先から30分弱の歩きで潜水橋。ここから入渓し、大渓谷の雰囲気を満喫しながら、2時間ほど進んで、ナベカケ沢出合の先の右岸側に、枯れた沢の中に平たい大岩を発見したのでここでビバーク。この日は実質アプローチである。
潜水橋 宮之浦川本流下部
潜水橋。 第一巨岩までは大味な渓相が続く。

巨岩の上にタープを張った。 いつもどおり焚火。しかし軽量化で酒抜き!




11/1(二日目) 曇り時々雨
7:00出発 9:40竜王の滝 12:30ごろ?竜王の滝左岸にて幕
 昨晩は激しく雨が降り、シームテープが剥離している鹿大タープはガンガン水が漏れてきた。このタープで少なくともあと1泊かと思うとうんざりする。ちょっと出遅れて出発。天気は悪い。が行くしかない。
 ちょっと増水しているが遡行には問題なし。資料第三巨岩を左の隙間からザイル使用で登った以外はさしたる困難もなし(汚い残置があったが無視)。資料「屋久島の山岳」に「ここを越えられるかが遡行の成否を決する」などと書いてあるF10は左岸巻き、さしたる苦労もなく潅木帯に上がる。そのまま本流沿いに巻くと、ドン詰まりで草付が剥げてスラブが露出していたので、斜めに懸垂してスラブを渡った。こんなんが核心?楽勝なんですが。
 するとその先にドガンと大滝が見える。これが竜王の滝か。名前負けしていない。凄い迫力である。これだけのデカさと水量をもった滝はちょっと思いつかない。
 記念撮影をしたあと、左岸のチムニーにとりつく。

<1P目>25m V+ ナベ
 出だしというかチムニーに入るまでが少々難しいが、入ってしまえばそれほど難しくはない。右と左に別れるところがあったが資料を見ると左っぽいのでそっちに行く。資料では一気に40m伸ばしているが、明らかに核心と思われる被った抜け口を見てギア不足が気になり、明らかにザックがあったら抜けられなさそうでもあったので、チムニー内のテラスでピッチを切る。

<2P目>15m X ナベ→伊佐美 (ザックは荷揚げ)
 傾斜がきつい。マスターカムとピトン、それに残置でそこそこのランニングはとれるが、最後の抜け口がどうしてもこなせず、色々試しているうちに力尽きて伊佐美と交代。伊佐美は思い切って突っ込みフォール。ザイルにほとんど荷重がこなかったのですべっただけなのかと思ったが、なんと体がチムニーに挟まって止まっていた。フォールを自力で止めた?二度目のトライでなんとか突破。左壁に回り込んで荷揚げしたのちナベフォロー。これはむずい。昔はCSがあってさらに難しかったらしい。雨がだんだんひどくなってきた。

<3P目>40m W ナベ
 さきほどよりも傾斜はないがプロテクションがとりにくい。一箇所、チムニーが狭まってザックがつっかえてしまいにっちもさっちもいかなくなる。上段の枯れ木にスリングを巻いてなんとかザックをそっちに預けて脱出し、一人荷揚げで突破した。セカンドのビレイに入ると、しばらくは快調であったがやがてザイルがぴくりとも動かなくなる。伊佐美もあそこでハマったらしい。本流のほうを見るとどんどん増水している。上がってきた伊佐美のザックは穴が開いていた。

 結局このチムニーで2時間半はかかったか?潅木帯に上がると、本流は濁流と化している。時間的にはこの高巻きを終え、本流に戻って対岸に移るところまでは行けそうだが、この様子では渡渉は無理だろう。しばらく踏み跡をたどってから都合のいい窪地で幕。水場は、そこらじゅうが小川となり困ることはない。
 時間があったので先の偵察をしてみると、少し上がったところに赤テープがあり、ここから左岸スラブ沿いにバンドがあった。これを辿ると二段目だか三段目だかが見える。ここから懸垂して下の潅木帯から滝を攻めるというのも魅力的だが、危険すぎる。もし行き詰ったら最後だ。赤テープに戻りそのまま直上してみるが全然踏み跡らしきものはなく、スラブに無理やり木が生えている状況なので結構腕に来る。うーん、みんなあそこで懸垂しているのかなあ?でも残置も何もないしなあ…
 タープに戻り、やはり懸垂は危険すぎるのでこのまま藪をこいで直上しようと決める。幸い雨が止み、焚火で体を乾かすことができた。

宮之浦川マンベー淵を望む

マンベー淵内部

出発してすぐ、マンベー淵の右岸スラブが見えてきた。 マンベー淵は凄いゴルジュだが陰惨な印象はない。
宮之浦川マンベー淵・第三巨岩

宮之浦川マンベー淵・白糸の滝

第三巨岩。横幅20mくらい?左のトンネルから抜けた。 天気が悪かったため白糸の滝も豪快。

確かF10?左岸巻きで、取り付きに赤テープがあった。 「竜ちゃん」が見えてきました。

宮之浦川竜王の滝

竜王の滝の釜
竜王の滝。デカイ。 セルフタイマーで記念撮影。

竜王の滝左岸チムニー1P目

竜王の滝左岸チムニー2P目

左岸チムニー1P目をフォローする伊佐美 左岸チムニー2P目をリードする伊佐美

竜王の滝2段目

この上の抜け口が極めて悪い。 左岸バンドより2段目(3段目?)を観察。懸垂すれば攻めれそうだが・・・(翌朝撮影)
結局、竜王の滝左岸で幕。焚火して濡れた体を乾かした。  


11/2(三日目) 濃霧 曇り時々小雨 風強し
 7:00出発 8:40本流(十字峡) 9:25 F17(高塚小屋方面から来る沢との二股) 12:35 F28 13:40上部廊下帯入り口(左岸高巻き開始) 15:40ごろ 高巻き終了 17:00 F45手前と思われるところの右岸で幕
 朝起きて、本流の様子を見に行く。明らかに昨日よりは水量が減っているので行動開始。一時間強のヤブコギで尾根上のコルっぽいところに達し、急な潅木帯を2ピッチの懸垂で下降して小沢に降り、小沢を下降して本流に戻る。懸垂があるので行ったら戻れないと思い昨日は行動を早めに打ち切ったのだが、潅木が多く十分登り返せそうだった。
 十字峡は余裕で渡渉できる状態。竜王の滝三段目落ち口で記念撮影。なんだか妙に風が強い。
 渡渉して右岸に移り、F14を高巻く。そこそこ平らなところが点々とあり、「昨日はせめてここまで来たかったなあ」と思う。
 やがて本流と高塚小屋方面からの沢との二股。本流は顕著なF17となって出合っており間違えようがない。少し支流を進み、資料の通り支流の30M滝の手前から右手に見えるコルを目指すと楽勝でコルに出れた。ここがまたイイ幕場で、昨日のうちにここまで来れれば最高だったろう。
 本流に戻ってからも巨大CS滝を高巻く展開が続き、まあはっきり言って楽しくない。難しくはないが疲れるし。F28の左壁でA1(残置ボルトとマスターカムの2発。スリングの即席アブミでクリア)した他は特筆すべき点はないが、景観はすごい。
 F32の左岸から上部廊下帯の左岸巻きに入るが、ここの出だしの草付は一応ザイルを出す。伊佐美はフリーをしっかりやっているので岩など俺より上手いが、やはり南九州の沢しかやったことがないので草付を騙すのが下手である。資料には「草が抜けたら50mダイブ」とか書いているが、この程度、関東では2級の沢の草付きである。
 で、テクニック的には全く問題ないのだが、風は依然として止まず、気温はどんどん下がっている。明らかに異常な気象に出くわしていることを感じ不安になる。
 高巻き開始後、ある程度登ってからトラバースに入ると、深いルンゼに遮られる。このルンゼに沿ってさらに登ると、「ここを渡れ」といわんばかりの都合のいいバンドがあり、このバンドを伝ってルンゼを渡ると、これまた「ここを登れ」と言わんばかりの凹状があり登る。、これは資料の遡行図にも出ていたので安心するが、その後は踏み跡が全く不明瞭となり、しばらく右往左往しながら踏み跡を探すが、「こんなところで人跡を探すほうがナンセンス」と腹をくくり、動物の踏み跡を拾いつつカンを頼りに登行&トラバースを繰り返す。せめて視界があれば気分も楽なんだろうが、時折うっすらと対岸が見える程度。いつ果てるとも知らない高巻きで身も心も疲れる。
 ようやくのことで下降に使えそうなルンゼ(っていうか小沢)に出くわす。既にいい時間であったので、この小沢のちょい上に発見したいい幕場で幕としようか迷ったが、昨日の遅れを取り戻したい気分もあり、頑張れば明日の昼のフェリーで帰れるのではという思いもあったので行動続行し、適当なところでビバークすることに決定。これが大きな判断ミスで、本流に戻ると沢の様相は次第に源流っぽくなり、植生もヤクザサが優勢となってきてビバーク適地が見つからない。さっきの幕場が、標高的に、雨風を潅木によってしのげる最後のラインであったようだ。
 本来なら巨岩や藪に耐えた遡行者のみが味わえる素晴らしい源流帯なのだが、どんどん下がる気温と時折吹く強い風と小雨により、全く楽しむ余裕がない。仕方なく、F45と思われる大きな滝の手前の右岸でヤクザサを踏み潰してツエルト&タープ。ツエルトに入ってみると意外と傾斜しており、下側の伊佐美はツエルトとシュラフカバーが触れてしまい冷気と水気がダイレクトに伝わってきてつらそうだ。飯を食って2〜3時間は腹に物があるためなんとか眠れたが、12時ごろからガマン大会となり、2時からお茶や隠し食料などを食いながらうたた寝をして朝を待つ。


宮之浦川F14

竜王の滝上部を望む
やっとこ本流に戻れました。こいつはF14。 竜王の滝を振り返る。

宮之浦川F17

高塚小屋方面に上がる支流の滝

F17。当然登れず、高塚小屋方面から流れてくる支流から支尾根を越える。 支流の滝。こいつの手前から簡単に支尾根を越えることができた。それにしても結構面白そうな支流だ。

F19だったっけ? 右岸から食い込む支流。登ってみてえ〜

宮之浦川中流部
こいつは右岸から。登れない滝が多い。 F22とかそのへん。開けているため、遡行図から予想するほどの圧力はない。

はっきり言って大味な内容の遡行が続く。 が、景観には圧倒される。確かF24。CSでか過ぎ。
宮之浦川F28
F28の左壁でA1。 鋼板のようなスラブが左岸に広がる。

紅葉よりも天候が気になる。

宮之浦川F32

上部廊下の入り口となるF32。右手の草付きを登った。途中のテラスでハンガーボルトがあった。 上部廊下の高巻きを終えて本流に戻ると宵闇が迫っていた。

宮之浦川源流帯

とても美しいが時間と冷気に押され楽しむ余裕なし。 せっかくのナメ滝も駆け抜けるように登った。



11/3(4日目) 濃霧のち晴れ
 7:00出発 8:50稜線(焼野〜永田岳のコル) 9:50永田岳 15:30林道(永田歩道入り口)
 6時にツエルトを出るが一面ガスだしあまりにも気温が低く行動不可能。タープのスリングが凍っている。一旦ツエルト内に撤収。
 6時半ごろちょっとガスが晴れてきたので撤収開始し、7時に出発。遡行図と照らし合わせても現在地が分からず、地形図を頼りにとにかくネマチ方面の沢に入らないように気をつけながら遡行。とても美しいナメや小滝が沢山出てくるが寒すぎて全然楽しめず、凍ったコケの上を歩いたり、凍ったササを掴んで登ったり。手が冷たすぎ。あとで写真を見ると沢登りには見えない(笑)。晴れていたら是非とも飛び込みたいポットホールなども発見したが、残念ながらスルー。
 約2時間で焼野と永田岳の間のコルに出る。伊佐美とガッチリ握手。すると晴れ間が見えてきて、宮之浦岳からは登山者のコールが聞こえる。「どうする、ピークは?」と伊佐美に確認したら「えっ、宮之浦ですか?宮之浦ですか!?」と言われ、さっさと鹿の沢方面へ向かうがどんどん天気がよくなってきたのでせっかくだからと永田岳山頂に立つ。実は、厳密には宮之浦川の源頭は焼野三叉路の小ピーク(と永田岳)なのだ。
 鹿の沢小屋〜永田歩道〜永田の道のりを歩き続け、幸いヒルにやられることもなく林道に出て山行は終わった。永田の商店は打ち上げの食材を揃えるにしてはあまりにも貧弱だったので、最終バスで宮之浦に出たが、港周辺はゲリラ幕場に適したところがなく、また、この晩の港の露営はとっても寒かった。

11/4 晴れ
 朝からビールを飲んだりしてまったりし、昼の「フェリー屋久島丸」で鹿児島へ。部室で打ち上げ。


宮之浦川源流の滝

宮之浦川源流のポットホール

どうせ今日中に下山ということで、気温は低いが気持ちは楽。 飛び込みたくなるポットホール。水の澄み具合がすごい。

いい感じの渓相が続く美味しい源流帯。 顔に余裕がないのは手が滅茶苦茶冷たいから。
冬壁じゃねーっつーの。 登山道にて。
永田岳山頂より永田集落 永田岳山頂より宮之浦岳
永田岳山頂より永田集落。あそこまで下るのかあ〜 永田岳山頂より宮之浦岳。今頃晴れてきた。
ヤクシカ 永田集落より永田岳
鹿の沢へ下る途中で見つけた鹿。 永田の林道から永田岳。下界から奥岳が見えるのはここだけ。
唐湊のロータリーより桜島
ヨーソロー 桜島は相変わらず煙を噴いていた。

 

感想:高巻き中心の遡行内容には不満を感じる。伊佐美が「沢登りっていうかヤブコギ」と高巻き中に言っていたのを思い出す。はっきり言ってそれほど楽しくない。まあ、そういう目にあった分、源流帯で癒されて満足、ってのが宮之浦川の醍醐味なのだろうが、我々は悲しいかな今年一番の寒波につかまり、全く余裕がなくて詰め部を楽しめなかった。しかし、そうは言ってもこの満足感はどうだ。この満足感は、あの圧倒的なスケールの沢を、あのシチュエーションで、遡行し生還(笑)できた喜びなのだろう。
二日目にもう少し進めていれば、3日目は稜線に出た頃にヘッドランプとなり、登山道をヘッドラ行動で鹿の沢小屋まで進めたのだろうが、あの水量で渡渉は絶対無理だと思うので竜王の滝左岸で幕とするしかなかった。そのせいで3日目の晩に苦しんだのだが、こうして振り返ってみると3日目の行動終了&幕場選定でミスった以外はそれほど間違っていないと思う。本当に、あの天気でよく登った!

装備:
ツエルト&タープ(両方あったほうがいいと思う)、ザイル8mm×50m、メトリウスマスターカム#1〜3(竜王の滝左岸チムニーで使ったり、エイドしたり。結構役に立った)、ハーケン(竜王の滝左岸チムニーで使用した。残置も結構あるので、カムを持つならハーケンは薄刃の長短が1本ずつくらいで十分)、クライミングシューズ(結局使わなかった)
ウェア:下半身→ジャージ+ネオプレンスパッツ+カッパ
    上半身→冬用長袖インナー+Tシャツ+長袖上着(※寝巻き用だったが4日目は行動着に転用)+土方用ナイロンヤッケ+カッパ
足回り:秀山荘忍者(アクアステルス) ※フエルトタビに比べて、それほど優位性を感じなかった。結構コケが多いので、むしろ河原歩きで不利かも。
テクニカルメモ:
越後や東北のエグイ草付に比べると、宮之浦川の草付は全くもって楽勝です。しかしスケールがでかいので、天候判断、ルートファインディング力、幕場の判断など総合力が必要となります。竜王の滝左岸チムニーは別に初登の時みたいに大高巻きしてもいいのでは?やたら難しい割に、登ったからといって結局高巻き気味の登り方をするので遡行価値が大きく上がるとも思えないし…また、自信がない方はマイクロカムだけでなく、キャメの#2〜3周辺があると楽だと思います。軽量化ということでヘキセンやトライカムなどの大き目のナッツで代用するのもありかも。竜王の滝左岸チムニーは基本内面登攀なのでたち込みはほとんどなく、クライミングシューズは不要です。
増水が極めて早いため、幕場の選定は重要です。マンベー淵に入る前に一泊し、翌日にF17の巻きの途中のコルで1泊、翌日夕方に稜線に抜けるのが最もスマートと思われます。これなら、両幕場とも撤退が容易です。(コルからは、引き返して高塚小屋方面に上がる沢を詰めるかそのまま尾根を登ることでエスケープできます)F18〜31の間も、まいている途中にいい幕場がポツポツとありました。
我々は増水のため竜王の滝左岸で幕としましたが、翌日の行動が長くなります。その場合は、上部廊下の左岸巻きから沢に戻る時に使う支沢で幕とするといいと思います。そこからなら稜線まで3〜4時間なので同日中に下山できますし、源流帯はあまりいい幕場はなかったように記憶しています。

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