2010.2.20-.21
鮎島、佐野、武井、加藤(会外)
2月20日(土) 風雪強し ゲレンデトップ1130 - 刈田峠小屋1415
2月21日(日) 曇りのち快晴 小屋0800 - 山頂0915 - すみかわスキー場1010
今回の行動概要を簡素に記せば、こうなる。
「11時30分にゲレンデトップ。雪上車のあとを忠実に1時間ちょっとたどり、そこからちょっと脇にそれて14時過ぎに無事刈田峠小屋に到着。その後、ストーブがばっちり利いた小屋で23時まで宴会。翌日、刈田岳に登頂。ピーカン晴れの中、中央コースを滑降し、そのまま下山。11時には早々に峩ヶ温泉に入浴、白石温麺を食らって、夕方には帰京…。」
はい。グタグダです。なにせ、2日間で5時間しか歩いてないのだ。
いやー、でもね…。それなりに厳しかった。本当にきつかった。
なにせ、小屋の半径100m以内には確実についているのがわかっていながら、小屋の位置が全く分からなくて、30分ほどさまよっちゃった(えへ)。でも、その間、いやおうなく、風と雪に叩かれるんだな。しかも、その雪と風が重いんだ。この「重い」という感覚、行かねばわかるまい。でも、行けばわかるさ、なぜ蔵王に「モンスター」ができるかを。…。できちゃう理屈を身を持って体験できますよ。こちとら、あやうく、人間樹氷になりかけました。本当に、小屋を見つけたときは、うれしかったね~。GPSと地形図、両方があって、ようやく探し出せた感じ。良かった、良かった。
それにしても、この小屋がいい。鉄骨なので風情はないけれど、広いし、ストーブはあるし、畳はあるし、毛布はあるし、トイレも屋内にあるし(別室)。やっぱり、冬山は小屋にかぎる!!テント?いやーイヤだね。ツエルト?そんなの、勘弁してください!
そんな感じで、外が、吹雪であることは完全に忘れ、ぬくぬく~っと9時間宴会を楽しみました。
なお、恒例の持ち寄りナベに三人が油揚げを持ってきてしまったということで、今回の山行は、「揚げ揚げ祭り」ということになりました。ちなみに、今宴会の話題No1は「胸毛ケア」。詳細は割愛させていただきますが、「えっ、○○ちゃん、むかし、TBCに行ったことあるの?!」という感じで、個人的に大ウケでした。
その他、なにせ9時間も飲んでいたので、ナニがなんだか忘れましたが、いろいろ楽しかったな。なお、最近の加藤さんのマイブームは、重さをはかり、それを書き込むことらしく、加藤さんの個人装備には、やたら重量表記されてますので、次回以降、ご一緒される方は要注目です!
翌日、朝も、外は風が強いので、杉が峰方面の滑降は、いっさいやる気なし。
小屋から、さくっと、エコーラインに戻って、ちょこっと頑張って、鳥居がすごいことになっている刈田岳の山頂。が、残念ながら御釜は見えない。
あとは、標識に導かれるように滑降。雪質はパウダーなれど、重いところがあり、難しいね。山頂はあまり天気よくなかったけれど、少し下ると、天気は完全に回復傾向で、ピーカン照りになる。下山は「中央コース」というまぁ、雪上車軍団が滑る一般コース。こんな快晴の中、一般路をそのまま下るのは、なんと、もったいない気もしなくはないけれど…、まぁいいっか?!
なにせ、気分は、すでに温泉温泉♪そう、ガガオンセン。やっぱり、サイコーでした。今度は、泊りに行こうっと!
加藤さん、武井さん、佐野さん。「おつかれさま」とは決していえない山行でしたが、まぁ「ごくろうさまでした」ぐらいは…。でも、それなりに楽しかったんで、ありがとうございました。
2010.2.22 鮎島 筆
【ポイント】
・エコーラインは凍結すると苦労する。今回、車が2WDだったため、2回ほど初速不足で、引き返してしまった。チェーンは必携でしょう。
・峠小屋は本当にわかりづらい。白いプレハブみたいな小屋でかつ、樹氷に隠れ気味なので、難易度高いので注意。
・また、峠小屋のストーブはつまみが壊れています。ストーブとして機能させるには、ガムテープなどのテープ類が必要。
・小屋にある「熊」注意看板。でも、よく見ると「熊」の字が「態」になっています。これに注目。