奥秩父/小川山・涸沢岩峰群
U峰正面壁・オリジナル&ダイレクトルート

<日程>2010年5月5日
<山域>奥秩父/小川山涸沢岩峰・U峰正面オリジナルルート(一部ダイレクト)
<形態>クライミング(マルチピッチ)
<参加隊員>渡辺&大部 高橋&小坂

7:30ごろ 廻り目平キャンプ場出発    9:30ごろ 涸沢岩峰群(おそらくW峰あたりの)基部到着、ルートが同定できず右往左往
10:00 U峰正面壁オリジナルルート登攀開始 13:35 U峰の頭 15:20ごろ 廻り目平 15:50 親指岩(小川山レイバック) 
17:00ごろ 小川山発・帰京

フェニックスの大岩ちょい手前からケルンを辿って、二股を右股にとってからケルンに導かれて左股沿いに進んだが、どうにも仏壇岩に行ってしまいそうだったので右股に戻り、適当なところから涸沢岩峰目指して藪をこいだ。まあ大した藪ではなかったが、突き上げたところがどこだかわからずルートの同定に時間がかかってしまった。とはいえ、「アプローチ敗退」が現実的だったのに一応基部まで来れて安心し、もうもらったような気になってしまった(そのツケは1P目で払わされた。)


<1P目>大部
最初ダイレクトルートに行こうとして取り付きから直上するが悪いので左へ。結果としてダイレクトとオリジナルの中間を登った形。
左のバンド状を辿るオリジナルも十分難しそうだ。クラックはフレアしているのが多いので、持ちにくいしジャムもカムも決めづらく、舐めてると痛い目見ます。

<2P目>渡辺
右のクラックを登ってから左のクラックに移る。都合のいいポケットには緑キャメがバチ効き。快適ピッチ。

<3P目>大部
出だしの垂壁を一段上がってから右へトラバースしてしまえばあとはなんてことない。

<4P目>渡辺→大部
目の前のクラックを攻めるが全然クラックムーブはない。渡辺敗退、大部が見事に敵を討ってOS。トポによると5.10aらしいが辛すぎ。

頂上で写真を取ってからU・V峰間ルンゼに懸垂。ルンゼ内でも2回懸垂。
帰りはT峰から踏み跡を辿ったらあっという間だった。

駐車場に帰ってから余った時間で小川山レイバックGET!

<感想>
ナチュラルなラインでいいルートでした。ランニングは全部NPだし。



U峰正面取り付き ダイレクトルート1P目
取り付き 右手のダイレクトルートを攻めようとする大部。この後左にトラバースしてオリジナルに転進した。

2P目をフォローする大部

4P目、ダイレクトを攻める大部
2P目をフォローする大部 4P目のダイレクトラインを攻める大部
頂上にて
小川山・涸沢U峰の頂上 U・V峰間ルンゼを懸垂。この岩は取り付きからちょっとルンゼをあがると見えるので目印になるよ。

涸沢アプローチにある看板

涸沢岩峰群アプローチ図

涸沢のアプローチで最重要ポイントとなる踏みあと入り口。テープや、左の木についたベニヤの看板がわかるかな? 日本で一番分かりやすい?小川山・涸沢岩峰のアプローチ図。一回右股に入るのは、左股入り口は藪がすごいから。

小川山レイバック

小川山レイバックエアギター初登?
小川山レイバックをオンサイトする高橋さん 中間部のテラスでエアギターするナベ。この日の1撃目でRP。
小川山レイバックをフラッシングする大部。


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