■上州武尊岳/塗川荒砥沢(溯行)

2010.7.4
渡辺、赤沼
釜を持つ小滝を登る渡辺
7/3
 もともとは一ノ倉の衝立に行く予定であったが、一ノ倉沢出合についた時点で雨。テントが多いのでマチガ沢駐車場まで引き返して車中でのんだくれる。

7/4
 起きてから、計画していた転進先に転進開始。ナベは二日酔いで話にならないが、もとより赤沼車はMTなのでドライバーナベはお呼びでなかった。
 ひなびた夏のスキー場に車を止め、準備して登山道を登る。なかな気持ちのよい登山道&林道を小一時間も歩いて入渓地点へ。

 …入渓して約1時間。「平凡な河原歩き」としか書き様のない平凡さ。この転進先はナベ立案。正直気が気でなかった。沢が屈曲するたび、「滝出て来い!」と念じた。そんなナベの切羽詰り具合を赤沼さんは「ナベちゃん、あの木みなよ。でっかいねえ。」などとフォローしてくれ、人の情けが身に染みるのであった。

 んでようやく釜が出てきた。これで一安心。しかし水は滅茶苦茶冷たい。残雪でもあるのか?
 釜の中に浸かるのは論外なので、へつり。
 この後二股まで次々と釜&小滝orナメ滝が出てきて、結構当たりじゃん!(逆に単調とも言えるけど)このあたりって、礫が飛び出しているので普通なら「そりゃ無理だろ」みたいなへつりも結構できてしまうのが面白い。当然全部へつった。
 右股(本流)に進路を取るとさすがに釜もなくなってきたが、時々小滝やナメが出てきてまだまだ遊べる。時折倒木で荒れているのが玉に瑕だが。
 源流っぽくなってきた所に出てきた10mくらいの滝を抜け、しばらく進んでから沢が右に屈曲するところで藪に突入し、30分のヤブコギで登山道。あのまま沢を辿った方が早かったか?微妙だ。剣が峰、前武尊をゲットして下山。
 すぐにスキー場に出るのだが、スキー場下山って疲れるのね。長く急な階段ややたら急なスロープは山道より疲れる…。
 ちなみに天気は終日晴れたり降ったり曇ったりで全く安定しなかった。武尊でこんなだから一ノ倉では…転進してよかった。
 駐車場に降りると太陽が燦燦。ゴルジュで照ってくれよ。

まあ、わざわざコレを目的に行くほどの沢ではないけど、転進先としてはまずまずでした。

渡辺 記

【記録】
8:40オグナ武尊スキー場駐車場発、9:40ごろ入渓、13:10ごろ稜線、15:00駐車場

【写真】


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