■北丹沢/神ノ川 エビラ沢 [沢登]

2010.07.10 高橋、佐野、武井


エビラ沢橋 08:30 – F1-20m 09:00/10:30 – F6-20m 12:00/14:15 – F9-10m 14:30/15:20 – F14-10 15:30/16:00 – 袖平山 17:00 –風巻ノ頭 18:40 – 林道 19:20 – エビラ沢橋 20:20


 エビラ沢は当日の朝、体調不良により小坂さんが不参加になり3人で行きました。出合のPを8時半発、山頂5時過ぎ到着。林道に下りたところで日が完全に没して、星の瞬く中を1時間ほど歩いて8時過ぎに戻りました。3人で交代にリードしながら全ての滝を登れて大満足ですが、4人だったら最後のほうのザイルで登った滝は時間的に巻くしかなかったと思われます。ザイルは40mと30mの2本で行きました。大滝は立っているし出合の人工滝はトラバース気味なんでタイブロックでは不安ですね。それしかなかったらどうにかなるでしょうけど。

 全くもってやってくれます。釜の沢に一泊二日で行った後だし、フリーが多かったとは言えそれなりに冬から登っているのでこんなことになるとは思いませんでしたが、前年のリハビリ初めの同水系伊勢沢から進歩全くなし、稜線に出てからは足攣りまくりで動けず、武ちゃんにザイル&ガチャ類持ってもらって足を引きずりやっと戻ってきました。今日は筋肉痛がマックス。3連休の前に負荷を掛けられてよかったということで納得するしかありませんが、これまでの山行は何だったんだろうか。ま、前年は袖平山山頂なんてとんでもないって感じでしたが今回はピークに立てた分10m分進歩したのだろうか。

 出合の滝ではアブミを掛けた残置が抜けて5m(?)くらいフォールしました。ケガもなかったので新しいハーケンを打ちなおして登りましたけど、残置に体重掛けるときはいつ抜けるかも知れないってことですね。あらためて思いました。軽くテスティングをして乗ったんですがね。佐野さん、武ちゃんがリードした滝はフォローしてみるとよくこんなプアプロで登ったなあという見た目よりずっと悪いものでした。これまたいつもながらのことで。

 エビラ沢って標高差1000m以上あるんですよ!丹沢なのに。

 武チャン、予定外にまたお世話なってしまいました。ありがとうございました。
 佐野さんは私と違い一年前よりは下山の足取りがしっかりしていそうに見えた。

ところで・・・・

気になる丹沢の沢はこれで概ね登りました。
自己満足 万歳!

また行くよ。

記 高橋

梅雨時の貴重な晴れ間に恵まれた土曜日、裏丹沢のエビラ沢へ滝登りに。

足元は非常にヌメり、難易度の高い登攀が続きました。今回、買ったばかりの沢足袋で参加しましたが、ヌルヌルの岩肌に靴底を置く度に、「アクアステルスだったら無理だったろうな」と実感。この山域は、フェルト底がお勧めです。

ガイド本では「夜行日帰り」と掲載されているルートを朝発、しかも滝を全て巻かずに登るのは、さすがに時間的に厳しかったですが、その分非常に充実した一日でした。(武井)



最初&最難関のF1-20m滝へ、トラバースで取り付く
エビラ橋の車道と散策路からも、よく見える場所


ヌメリ気味の苔で、足場は最悪
残置ハーケンが抜けて、一回フォール


前夜は都内も雨だったが、大した増水ではなく
稀に泳ぎを交え、シャワークライミング


F6-20m滝を登攀
ハーケン、カム、アブミなど、全てをフル活用


F6-20mを登攀中
フォローでもアブミが必要


F9-10mをリード
最初から滑り手掛かりは乏しく、非常に高難度


F14-10mをリード
水流中の残置&ハーケン打ち込みで、なんとか突破


登り詰めた袖平山頂上
夕暮れ前の、見事な快晴


 

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