特に遡行スタートが悪い |
見てのとおり水勢も多く迫力満点 |
国内の岩にはめずらしいくらいすっきりしている |
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上にはフランス人チムニーが見える |
へへと笑いながらずり上がる。なんてね |
堂々の貫禄だ。 |
しかし、悪さは右上がりだ |
1P・治田30m X・A1 (グレードはトポのものでは無く体感です)ここまで、4ピッチに5時間以上掛ってしまい、この次のピッチは核心のX・A1。しかし、今までのWの箇所すら体感はX・A1以上。どう考えても次のピッチはやばそう。またこのまま登っても明るいうちに抜けられるかも分からない。抜けた後も、長い黒戸尾根と車の回収がまっている。そんな訳で敗退を決意。少し左に戻り大岩にスリングをかけて第2バンドまで懸垂。第2バンドは左岸の残置×3で懸垂。これで2P目のビレイ点で切る。ここから45m懸垂で取りつきに戻れた。ついでに残置してしまったキャメも無事回収。下降は治さんにおんぶに抱っこになってしまった。申し訳ない。
乾いていれば簡単そうなスラブを慎重に直上してから、右に人工主体ででトラバース。ルートがかなり分かり辛く、途中のフリーが嫌らしい。
2P・オーブ25m W・A1
ビレイ点から基本人工で直上。オーブの部室で拾ったアブミの最上段はやたら低いので、途中2度ほどリストループに立ち込む。最後のフリーが嫌らしい。残置ハーケン×3でビレイ。治さんがキャメの1番を回収し忘れる。
3P・治田30m X・A0
ビレイ点から少し左に行き残置の軟鉄ハーケンにクリップ。そこから直上しランナウト後にエイリアンの青を決めて左の流水溝に入る。流水溝に入れば簡単。第2バンドまで。ビレイしながら見ていてやたら悪そうだったので、フォーローのオーブは早めに左にトラバース。こっちが正解。
4P・オーブ25m X・A1
ビレイ点からの1歩が這いあがれず、右往左往しながらもなんとか強引なムーブで突破。その先は垂れたスリングにA0連発。スリングが無ければA1だろう。右にフリーでトラーバースが嫌らしい。シャワーを浴びながらF2右のピナクルの上まで。