2011.06.04 高橋・田中・武井・成田・中舘
車終点(早戸川林道奥)08:30 - 円山木沢出合09:00 - 無名の頭15:30 - 無名の頭から延びる北北西尾根上の仕事道 - 車戻り17:00 (立ち寄り湯:
道志いやしの湯18:15~19:00)
懸念したとおり、無傷では済まなかった。
計画書に蛭対策と書いておいたのに、皆甘いよ。
蛭除け持ってきて出発時に塗りたくろうとしたのは、俺一人。塩を持ってきたら、白くなるくらいまぶさないと。
同じ水系の原小屋沢で〝たかられた″のに較べれば、今回のはなんてことなかったが、田中さんのは帰りに寄った日帰り温泉の脱衣所で貼りついているのを発見するという、おぞましいシチュエーションだった。
これで皆次回から、棲息地では気をつけるだろう。個人的には奴の姿、吸血行動はぎりぎり許容できるが、吸血痕が固まらず時間がかかるのが厄介なのだ。
沢は上品にまとまった内容で、滝・ゴルジュと楽しく、つきあげた無名の頭はしずかな山稜で、谷の向こうのまだ新緑の山なみが目に優しく、蛭くらいどうでもいいぜくらいの気持ちよさ。
丹沢はもう、初夏の趣でした。
ロープを使って登ったのは
1.
最初の25M滝。
- 上部ワンポイントアブミ使用。アブミがあると楽(笑)。
2.
最初のゴルジュ入口の滝。
- 残置抜けと打ったハーケン抜けで武ちゃんが3Mほど二度落ちた後、ネイリングのアブミ攻撃。
アブミが2台あると楽(笑)。岩がもろいので大変。
3. 上のすぐあとの15M滝。水流右でシャワー。
4. つめの涸滝20M。見た目よりいやらしい。きれいに登れなく泥臭く。
中間の大滝20Mは、ノーザイルで左凹角からスラブを巻き気味に。上部ゴルジュは、各自適当に好きなとこを登る。
テクニカルメモ(大人数Pのタクティクス)
● 5人と言うことで、ザイルは2本用意。
● トップが一本をバックロープにして登ったあとは、中間二人がミッテルかタイブロック・ユマールで同時登攀。
● ラストはザイルエンドで、やはり時間差同時登攀した。
● 持って行ったのは、[8 X 40M]と[8.5 X 45M]。
● ・・・が、ミッテルは声が通らないと意思疎通が難しい。
● 今回のようにラインが直線の場合は、トップは登りついたら固定して中間タイブロックと徹底しておくのがよいと思った。
● 25Mの滝が最大とトポにある場合は、二人で行く場合でも40Mがジャストサイズ。
記)高橋