2011/06/05 佐藤、大部、松本(会外)
沢初めなので、近場で易しいところという感じで、なんとなく奥武蔵方面を探したら冠岩沢が目に入った。
ネットで調べると、埼玉県で一番大きなブナがあるというので、目的地に決定。
冠岩への道を一番奥までいったところに、車を止めた。すぐに沢に入れそうな感じだが、道があるので、道を歩いたり沢を歩いたり。
久々の沢で余裕がなく、ずっと足下ばかり見て歩いていたら滝にぶつかった。
この滝を含め、滝らしい滝は3つあって、登ったのはそのうちの2つ。
1つめ、15m二段。
心も体も準備ができていなかったのでどうしたものかと思っていたら、オーブが「リードしてもいいですか?」と言ってくれた。
もちろんです。助かります。フォローで登っても怖かったです。
残置なし、カム3つ使用。予定装備に入れていなかったが、有れば便利。
2つめ、25m すだれ状。
「ロープが50mあれば登ったかもしれませんけどね」 by オーブ
すみません。鑑賞用の滝と思っていました。
右から土の斜面を登って巻く。なんか雪壁を登っているような固さ加減だった。
この滝の上に、お目当てのブナがあった。
周りの植生は綺麗な天然林だが新しく、全然世代が違う。一本だけ年老いたおじいちゃんブナという感じ。
3つめ、8mくらい。
残置シュリンゲが垂れていたので、少し強気になった私がリード。シャワーをくらいながら、残置シュリンゲに足をかけてA0。
キャメロット#0.5 2個使用
詰めは、藪こぎなしで登山道に出た。
松本が「こんな楽な詰めは珍しい」と言っていたが、そういえば全体的に倒木も下草も笹もなく、妙にすっきりしていた。
大持山への登山道は、歩きやすい。右は杉の植林、左は広葉樹の天然林で対象的。
下山は、大持山西尾根から。気持ちいい天然林の尾根。登山道は無いが、赤テープがあるし、藪もないので歩きやすい。
二つ目の鉄塔から冠岩方面への巡視路らしき道を下ると、じきに車道に出た。
記) 佐藤
冠岩駐車09:00 - 稜線登山道12:00 - 大持山12:30 - 西尾根経由 - 駐車場13:30
装備 ~ 小カム 4個、30mロープ (ハーケンは使わなかった)
2段15m滝
25m滝
ブナの大木
8m滝の手前
ボルダー発見!