頚城/焼山温泉〜焼山〜天狗原山〜堂津岳〜中西山〜裾花自然園<スキー縦走>
2013年5月2日-4日
山崎
焼山
天狗原下り
天狗原山
堂津岳より雨飾
富士見平より乙見湖
乙妻山
5/2
夜行バスで着いた富山駅からJRで糸魚川へ。さらにバスで焼山温泉へ。
焼山温泉では雨。そんなに強くないのだけが救いだ。
林道のつづら折れが始まるあたりでもう雪が出ている。
しょぼ降る雨に打たれながら北面台地を目指し、意気の上がらない登高が続く。
焼岳は雲の中。
少し上に行きすぎてしまったらしく、ルンゼの横断は木にしがんで下降するはめになった。
焼岳最上部は完全にガスの中。どこを登っているのかも分からないが、上に向かえばピークだろうと息の上がる登高を続ける。
ようやく頂上直下の台地に着いた時には四時になっていた。
ここで「まだ二時間は行動できるだろう」、と思ったのが大間違い。突っ立った岩稜帯に氷の張ったガリー、つのってきた強風。気分的に中山尾根よりはるかに難しいクライミングで上部の緩傾斜部にたどり着いた時には疲労困憊していた。
岩陰の二畳ほどの隙間にツェルトを張り、なんとか横になる。
5/3
今日も朝からガス。視程は30m程度。
昨日の泊地から一段上がった小ピークに立ったものの、これが本峰かどうか一向に確信が持てない。焼岳は最上部が急峻なので、下降点がわかりずらいのだ。
一時間以上ガス晴れ待ちをするが埒があかず、コンパスと勘を頼りにガリーを下って富士見峠が見えた時には嬉しかった。
金山、金山峠、天狗原山と快調に歩を進める。
曇りだが視程は取れ、乙見胡から乙妻までよく見えた。振り替えれば焼岳のピークはずっと雲を被っている。どうもそういう風の流れらしい。
天狗原山の下りは傾斜のある快適な斜面。大滑降を楽しめた。
薬師山への登りでブッシュが出、板を担ぐ。
ここから乙見山峠までの間で藪こぎ数ヶ所。両側から延びてきた枝が鬱陶しいが、昔の登山道の名残りのおかげでペースは保てる。
桧原山の先で泊。昨日の泊地に酒瓶を忘れてきたことが発覚して意気消沈。
5/4
朝から日ざしが強い。高度はそこそこあるはずなのだが、まわりの山々が黒いのはどういう訳だろうか。
嫌な予感はあたり、堂津岳の下りはかなり不安定。加えて、乙妻方面への稜線はかなり雪がない部分があるようだ。登れなくはないが時間をくいそう。
しばらく迷った末、裾花川自然園方面にエスケープする事にする。
ここまではかなりメジャーな雪山散歩ルートになっているらしく、トレースがいくつも来ている。
なだらかで幅広の稜線を快適に歩いていく。周囲の尾根は真っ黒なのに、ここだけは雪がよく残っている。日帰りのツアーコースとしてはかなり上物ではないだろうか。
時間が余ったので、中西山に足をのばしてから裾花川自然園に下降。
一日二本の長野駅直通バスをつかまえて下山。
記)山崎
【記録】
5/2 笹倉温泉8:30-アマナ平10:30-2350mコル17:00-TS17:40
5/3 TS5:30-富士見峠8:20-天狗原山10:30-薬師岳13:30-乙見山峠16:10-桧原山17:35-TS18:30
5/4 TS5:30-堂津岳9:10-裾花川自然園13:00
【写真】
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