■塩原/大蛇尾川西俣(溯行)
2013.7.10-.11
大部U、他1
当初の計画は雪渓の消えるであろう6月の後半を見込んでいたのですが、なかなか天気に恵まれず延び延びになって実現しました
前夜は道の駅でテントで宿泊しました、雨が降ってきましたがたまたま終バスの終わったバス停にテントを張っていたのでそれほど濡れずにすみました。
翌朝、車で大蛇尾林道入口に入井さんと荷物をデポして車で日留賀岳登山口の小山さん宅に向かいました
その後、小山さん宅に車をデポして挨拶をしてから自転車で大蛇尾林道入口に向かいました
入井さんの待つ林道入口に到着する頃には遡行前なのに既に汗だくでした・・・
モミジガサや山椒が生える大蛇尾林道を2時間程歩いていると、エメラルドグリーンの水が一杯の取水堰堤に到着しました、堰堤の下流側のプールにはイワナが沢山群れていました。
滑りやすい岩のある沢床に注意しながら遡行をしていくと次から次へとイワナが走りました、もしも釣り道具を持ってきていたら足止めを食らったかも
二俣を過ぎて崩壊地を歩いていくとヤギ滝が見えてきました
一段登ってから渡渉したのですが、水量が多いので流されないように慎重に行きました
入井さんも無事に通過した後は、もういいよって位エメラルドグリーンの釜や赤茶色のナメや滝を歩いたり、登ったり、へつったりしました個々は詳しくは忘れました。
大滝は左(右岸)から登りました、最後の3メートル位が登りずらかったです
入井さんも無事に登ってから歩き出しました
時間もいい時間になってきたので、テンバを探しながら歩いたのですが、染み出しがあったり、笹で整地に手間がかかりそうな所などなかなかいいテンバがなくそれなりの所に着いた時には5時近くなってしまいました
入井さんも一言も愚痴を言ってませんでしたが脚が疲れたようで申し訳なかったです
急いで薪を集めてタープを張って焚き火を起こそうとしたのですがあせればあせるほど焚き火は着かず・・・
結局、酔っ払い2人が出来上がりました。。
焚き火は面倒なのでやめて、ガスで鍋をしようということで意見が一致。
あっという間にガスで鍋を次から次へと作りかきこむといつの間にか朝になってました
入井さんが’何時に起きるの?’と聞くので’明るくなったらいつでもいいですよ’と私が答えて起床となりました
朝もガスでラーメンを作ったのですぐに朝食も終わってしまい6時にはテンバを後にしました
詰めに徐々に入っていったのですが分岐で本来のルートをわざと外れて偵察に行ったりしながら(崩壊地を見に行ったのですが結局戻ってきました)なんとなく上手いこと詰めて大さび山から那須道路に続く登山道跡のテープを見つけて那須道路に出ました。
那須道路の周辺の木には猿の群れが沢山居て一定の距離を保ちながらこちらが’ホウ’と呼ぶと’ホウ’と返事をするやつも居ました
那須道路から見る、山の景観もなかなかよくて快適な山歩きをしながら日留賀岳を目指しました
昔の建設用のプレハブ小屋を過ぎてからしばらくすると、新しいプレハブ小屋がありました(那須道路の帰化観察用らしい)
日留賀岳からの稜線が那須道路にぶつかる所で那須道路とお別れしました
そこから日留賀岳まではきつそうな藪にテープと踏み跡があって所々枝も払ってあってとても助かりました(登山道には程遠いですが・・・)
大汗をかきながら薮を漕ぐこと1時間程で日留賀岳山頂に到着
一本取りながら行動食の残りを全部食べてから下山を開始しました
(事前の情報で行者にんにくが生えていると聞いていたのですが忘れていて・・・思い出した時には結構降りてしまっていたのであきらめました)
登山道は木立の中を歩くので眺望はありません・・・
かなり下山してからちょっと開けた所に来たとき、黒い毛の生えた物体が2〜30メートル先でいきなりダッシュして逃げていきました’ホウ’と私が叫ぶと更に加速して物凄いスピードで林の中に消えていきました
走る後ろ姿しか見えなかったのですが、結構横幅があったので肥満体か大きなクマのどちらかだと思います
入井さんはこの時、私の後方を歩いていたのですが反対の方角にクマが逃げていったので戻ることはせずビビリながら’ホウ’’ホウ’と一段と声を大きく叫びながら残り少ない登山道を降りました
帰りには大蛇尾林道入口に寄って自転車を忘れずに回収して帰りました。
大部U 筆
【記録】
7月10日
大蛇尾林道入口7:30〜取水堰堤10:00〜ヤギ滝12:00〜大滝15:30〜テンバ17:00
7月11日
テンバ6:00〜那須道路8:00〜薮コギ11:00〜日留賀岳12:00〜小山さん宅14:00
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