2015年3月26日(木)日帰り
荒井
仕事の合間に天気情報を見ていると、どうも3月26日に快晴パウダーのニオイが漂っている。異動時期特有の職場のソワソワ感に便乗して、「明日、谷川のパウダーを喰いに行きます」とストレート申請。「お!うまそうだな。腹壊さない程度にしとけよ」と寛大な一言。たぶん上司は部下が美食ツアーに行くもんだと思ってるに違いない。自分もいつかはこんな上司になりたいもんだ。
谷川岳ロープウェイは平日は9時から運行しているようで、ロープウェイに着いた時には長蛇の列。春休みの大学生やシニアなら分かるが、30〜40代と思われるバックカントリースキーヤーがほとんど。意外とみんな仕事してないのね、、、。
スキー場のリフトを降り、谷川岳を見ると上部はガスガス。風も強く、頂上付近は明らかに悪天だ。大勢のバックカントリースキーヤー達も次々に天神沢や熊穴沢へドロップイン。熊穴沢避難小屋を過ぎる頃、先頭のスキーヤーとラッセルを交代。さらさらした雪質がスプリット向きでガンガンリード。が、肩の小屋直下で雪質が固めのパウダーになり、クトーも効かず。お手の上げゾウ、ツボ足のスケ。結局、スキーヤーと同時に肩の小屋にイン。
天気は相変わらずガスガスで、酷いときはホワイトアウト。西黒沢本谷の悪夢がよぎるが、今回はちょいと成長して、小屋で天気待ち。1時間待ってガスガスなら熊穴沢に転進、晴れればクラックだらけのザンゲ沢に速攻かけるぜぇ。30分してガスが薄くなり、1時間後にピーカン。よっしゃ!勝負の時だ!!ホラ貝が聞こえるどぉ〜。
頂上に着くと先行スキーヤーがマチガ沢4の沢を滑降。スッと落ちていくボトムライン、美しいじゃない。来シーズンにトライしたいリストに登録しとこ。
ガリガリの肩の広場を過ぎて、雪田のちょい固めのパウダーをサーフ。よーし!取舵いっぱ〜い!!目印のザンゲ岩は雪に埋もれてるけど、現在地はGPSでバッチリ。谷に吸い込まれるような浮遊感にファースト・シュプール、堪んね〜。クラックなんて目に入んね〜。雪田から西黒沢出合まで滑降時間にしてたった10分だけど、仕事サボって良かったわ〜(笑)
標高900メートル付近になると、さすがに雪はシャリシャリで、左岸にはデブリあり。谷川にも春が到来です。
2015.3.26 荒井
9:00谷川岳ロープウェイ土合口駅→10:00天神平スキー場トップ→11:00熊穴沢避難小屋→12:15肩の小屋→13:15山頂→13:45滑降→14:15谷川岳ロープウェイ土合口駅