■関越・奥利根(関越南)/ 谷川本谷~赤谷川本谷~中ゴー尾根[沢]

2016/7/23-24 高橋(記録)、武井


7/23 谷川温泉発 10:30 - 二股 - 谷川乗越 - 赤谷川上流泊地 19:00

7/24 泊地発 06:30 - 上部左又国境稜線 - オジカ沢の頭 - 中ゴー尾根 - 谷川温泉 14:00


7/23 谷川温泉発 10:30 - 二股 - 谷川乗越 - 赤谷川上流泊地 19:00

”国境のトンネルを越えたら雨で驚きました”と新潟から逆境してきた武ちゃんが言うとおり、朝方まで車の屋根をたたく雨音に目覚ましがきかず起きたら9時半過ぎ。雨はあがっていたものの、もう時間も時間だし、ゆらゆらと活性化しているであろう蛭を思い、帰ろうか真剣に迷った。根拠なく(蛭は)大丈夫だという武ちゃんにほんの少しイラッとしながら谷川温泉を10:30スタート。計画書は05:00スタートだったのだが。

 

二股までは立ち止まっている場合ではない。とはいえ、急ぎすぎてすっ転んだら失神しそうなので慎重かつ速やかに進むべし。

二股あたりから霧雨に戻り、夜まであがることはなかった。おかげで楽しみにしていた川棚沢、上のナメ沢の様子は視界がきかず残念だった。本谷大滝は左からのぼり中段で奥のナメ沢側に横断し奥のナメ沢の右を10mくらいザイルを出して滝上へ。本谷にトラバースするために奥のナメ沢の右岸に這い登るのがちょっと苦労した。

 

最上部はルンゼ状になり最後は藪漕ぎして谷川乗越へ。そのまま西へ踏みだしたらすぐ赤谷への沢地形に導かれた。懸垂なし。赤谷本流の水量にびっくり。確かに川っぽい。すぐ下のドウドウのセンはこんな水量を落としているのかあ。出合に格好の泊地があったのでザックを置いて、焚き木拾いがてら上に進んでみたら左折した向こうがゴルジュになって滝を落としているので、しようがないからこれだけは登っておこうということになる。ゴルジュの右岸をへつり、リングボルトがあったところからザイルをつけて藪に入るまでの草付きをわずかに登り、巻く。巻き終えて本日の行動終了。泊地はどこでも泊まれる雰囲気。ただ両岸は灌木と笹と草の斜面で、タープを張る支柱さえ見つけるのに苦労した。まあ、そもそも今日の濡れ具合じゃ焚火は無理。夜は武ちゃん鍋、牛筋煮込みが生臭かった(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 


7/24 泊地発 06:30 - 上部左又国境稜線 - オジカ沢の頭 - 中ゴー尾根 - 谷川温泉 14:00

 

今日は06:30に出発!霧雨はあがり高曇りの絶好のコンデイション。草原の中に時々沢幅いっぱいの段差が出てきたりして平和で美しい世界。源頭まで緩やかに高度を上げて "昨日のこの時間はまだ出発してなかったなあ" なんて言ってるうちに藪漕ぎなくお花畑の草原から稜線に出た。オジカ沢の頭はトンボが乱舞乱舞。夏だねえ。谷川岳のこっち側は静かでタバコもうまい!

 

ムヒをシュッシュして新品を使い果たす勢いだった高橋が蛭に2ヶ所やられ、”そんな気にしなくても大丈夫ですよ~”と何も防御しなかった武ちゃんが無事だった。世の中不条理です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


写真は中ゴーから下山中にとった幕岩Cフェース。

左上にあるのが鮎・高田で登った洞窟ルートだろう。全くよくやるよ!その前日の幽の沢までで高橋は脱落だったなあ。

 


 

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