■関越・奥利根/白毛門尾根[雪稜]


2017.03-04 奥村、伊藤


【時間】(かなり適当)

1/3 土合駅出発9時~テン場(1250m付近?)12時

1/4 テン場発7時20分~白毛門山頂10時頃~テン場戻り11時前~テン場発11時半頃~土合駅着 13時過ぎ


【報告】

最近の年末年始は家族サービスということで、ほとんど山に行けなかったけど、今年はうまく休みが取れれば18連休(結局、仕事が入って10連休+3連休で終わってしまったけど)。

ということで、久々の正月山行を計画。

雪山が久しぶりなので、そんなに難しくない場所で、とにかく雪の上を歩けるところということで、白毛門尾根往復に。

家族からは『単独行はだめ』との条件が着いていたけど、伊藤さんが計画に乗ってくれたので、何とか実行出来た。

 

西国分寺に3日朝6時前に集合。暗い中車を走らせて土合へ。白毛門手前の駐車場は使えないので、土合駅に車をデポ。服装など整えて出発。

車を走らせているときには雨で、いやだなぁと言っていたけど、何とか雪の中の出発。しかし、降り続ける雪で結構ぬれる。踏み跡は割としっかりしていたので、ラッセルはほとんどなし。

 

歩き出してすぐに奥村の体力不足が露呈して、テント本体を伊藤さんに。

風が出て来て少しトレースが消えかける部分があるものの、順調に高度を稼ぐ。久しぶりの山登りにはつらい。高度を稼いでテント適地を見つけたところで、時間は早かったけど行動打ち切り。

 

テン場整地中に、日帰りと思われる2人パーティー、1人パーティーが通過。この日は自分たち含めて3パーティーかな。

テントが大きかったので広めに整地したつもりだったけどそれでも足りずに、かなり変則的な張り方になってしまった。4-5人用ゴアエスパースは空間としては楽だけど、広すぎました。

伊藤さんは2-3人用のテントを持っていたということで、事前の持ち物確認不足を反省。

昼過ぎからテントでのんびり。風は強くて翌日の行動が不安に。

かなり水も作ったけど、最終的には夜のうちにガスカートリッジ中1缶+α使ってしまいちょっと反省。

 

4日は、5時起きの予定が寝坊して5時半。とは言え、外は暗いしと、のんびり準備してたら出発が案外遅くなってしまった。

風も弱まった中で、本日もひたすらの登り。前夜の風と小雪でトレースが完全に隠されてしまい、トレースを外すと膝以上のラッセル。うまく見つければ膝下のラッセルで進んでいく。

天気は意外に晴れてきて、行けるかもともかもと思わせる天候。谷川岳なども見えて来て楽しい気分。ただ、暑いのが欠点。

久しぶりなのでスピードが遅く、日帰り組に追いつかれてしまった。最初に追いついた2人組にラッセルを代わったら、すごいスピードで結局追いつけず。

フォローしながら山頂付近にガスがわいて来てくるのが気になったが、とりあえず登り続ける。

後から来た単独パーティーは、いったん先に行ってもらったが、途中で引き返して行った。

 

二人パーティーが結局山頂までのトレースを着けてくれて、それを追いかけて無事に山頂着。しかし、懸念した通り、この時点で山頂はガスに包まれて強風で視界ほとんどなし。

山頂踏んだよねということで、早々に下山開始。

 

行きにワンポイント怖かった岩の場所は、帰りは藪漕ぎの別ルートで通過。越えた先で、山頂に長めに留まっていた先行パーティーと合流。結局テン場までほぼ同じペースで下山。

テントを撤収して、再出発まで1時間はなかったはずだけど、下りだしてみると強風のため先行パーティーのトレースがかなり見えにくくなっていて、天候悪化を実感した。

下に行くに従い風は弱まったけど、最後はヘロヘロになって土合駅到着。

 

奥村は土合駅の待合室で着替えていたら、脚をつるだけでなく、初めて胸筋をつった。さすがにどんな体勢取ったら治りに良いのか分からず、呆然としてしまった。

おまけに、帰りの赤城高原SAの時点で筋肉痛が顕在化。家に帰る頃には、ほとんど動けずでした。

 

山に行く体力は山でしか鍛えられないので、今後どうやって山に行くのかが課題となる山行でした。


 

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