南ア/大井川赤石沢
メンバー:近堂、木下、鈴木、山本
期間:2025/7/19-22
赤石沢組は問題なく下山しました。今年初の赤石沢完登パーティーだったようです(2泊3日でイワナ27匹を釣ったという先行パーティーがいましたが、途中の奥聖岳エスケープで上がっていきました)。武井さん、留守本部をありがとうございました。
初日は50オーバーの4人組がスタンドバイミーよろしく廃線跡を歩いたりする探索観光、そして椹島での快適なキャンプ、豪勢な山登魂鍋を満喫しました。

20日に赤石沢に入渓し、名にし負う美しさと小滝でも小難しく遊べる名渓ぶりに浸り、大滝もハーケンを打ちながら巻いて迅速に処理。


洞窟の滝はアトラクション的で、ここでも少年のようにはしゃぎました。

結果、足の揃ったパーティーとなって正午過ぎには幕営予定地だった1680m地点を通過し、そのまま1830mまで突き進んで幕営。足元一面の枯れ木でノコギリも使わずに数分でキャンプファイヤー。夜中には唸り声で起きると対岸に来ていた熊さんとしばらく見つめ合う一幕もありました。

21日は時間が余りそうだったこともあり、通常は「巻き」とされる百間洞大滝に取り付きました。右のチムニーを選択したもののカムは置いてきてしまったのでハーケンを7本ばかり打ちながら上部のフェースに辿り着くと浅打ちばかりのそう古くない残置ハーケン4本に遭遇、これらを打ち直しながら完登しました。下部をカムで登った、同じようなパーティーがいたようです。

本日は午前3時に出発し、赤石山脈の筆頭赤石岳を早々に越えて、椹島ではシャワーを浴びての快適な幕引きでした。4人それぞれの味を出し、雨もすべて絶妙にかわすという山との折り合いをうまくつけられた沢旅でした。
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