08/30-30
巻機
沢登り
L治田.寺本.小浜.佐藤.高橋
まず、イカズ谷は大増水で遡行も何も話しになりません。
ずっと天候不安定の状況と地元の人から聞きました。
考えて地図も資料もない状態でいける沢として
米子沢をあげ、治田以外は行ってないとのことで急遽
変更。
でも、とてもいい沢やれました。
夜は焚き火で、イカズ谷の鍋なのに途方もなく量が多い。
各自のザックから出てくるは出てくるは、もう食いきれない
量だったけど、もう腹に押しこんで食って飲みまくりました。
下降の割引沢コースもそれなりに悪く、雪渓通過、大滝の
円形広場のトラバースなど、冗談でなく登り以上に慎重
になりました。
皆の協力と沢を楽しむという気持ちと、米子沢がマッチして
僕もまたまた感慨深い山行ができました。
感謝です。
気合い満タンで狙ったイカズ谷はもう10年以上も前からの
念願だった。
メンバーをそろえヨッシャーで向かったが、
結果はダムまでも行かなかった。
豪雨と能生川の濁流を
見てはもう、お手上げの万歳するしかない。
悲しくどっと疲れが押し寄せた。
ぼくらもセンチな沢屋だが、このままでは帰れない。
地図も資料もなく、多少の悪天でもいけるところを瞬時に
選ぶ。
いろんな可能性の沢を切り出す。
一番に出した、巻機山の米子沢が満場一致で可決した。
清水の登山口を12:00に発。
出合からの堰堤は
かなり閉口する。
つづくゴーロ歩きに飽きた頃、傾斜の強いナメ滝の連爆。
大滝の中段は小巻して、楽しくそれぞれがそれぞれのラインで
勝手にいくが、勝手に行き過ぎるのでラストの僕はかなり困る。
「ザイル張ってくだサーイ」と叫んでも「右、左どっちですかー」
と叫んでも当然返事はない。
「なんて冷たい奴らだ、もう勝手に
しやがれ」と腹のそこから怒りも沸騰してくる。
と言うことを想定してもくもくと自分のラインを選び登るしかないのだ。
でも楽しい。
見ても良し、登ってまたよしのVマイナスの滝が続き
飽きない。
丁度良い河原で大宴会。
焚き火バンバン、もう喰えや、喰えや、
喰えや、飲めやで、一体イカズ谷の食料とは思えん量が各自の
ザックから出てくる出てくる。
酔うにつれ、飲むにつれ、話の中心は政治議論、国際情勢、
北の脅威、米の暴走、株価動向、EC及び環境問題など高貴な
話でもちあがるわけはない。
よく日はナメまたナメでもう文句なし。
400mはあるやんけ。
でも誰かさんは水質汚濁のおてんこもりのウン○を感動の記念にと
残してきたそうな。
山頂から地図のないのに、ハイカーからの情報からヌクビ沢コースに
しようと変更。
でも、下山禁止の看板からさらに悪い天狗尾根コースに
迷い込む。
一般道だが、ワレメキ沢の雪渓が悪い。
暗い中にしょうがなく
潜り抜けるが何度やってもヤダ。
下流のアイガメノ大滝はすごい。
スラブの円形広場の広がりも絶品。
滑ったらまずお陀仏。
こんな巻き道もヤダ。
でも不思議だ、下るうちにふつふつと喜びに変わり、楽しみながら下る。
下りコースとしては一般道とはいい難し。
先行した単独のハイカーが
気掛かりだった。
んなわけで、ころんでもただでは帰らなかった。
山行タイム
30日 米子沢駐車地12:00 中部河原14:50泊
31日 発7:15 山頂10:15 割引岳〜下山〜駐車地14:00