6:40米子橋-9:55ニセ巻機-10:25巻機山山頂-滑降登り返し2回-12:20ニセ巻機発-13:20米子橋
「巻機山は行動時間が長い」という寺本リーダーの指示で、5時起きの早朝出発の予定であった。
しかし、6:40出発。仮眠してたパーティはおろか当日着いた日帰りのパーティにも先をこされ、
駐車場が静かになってからの出発であった。
道中先行パーティに追いついた。井戸ノ壁でみなスキー板を外していた。
ねばってシール登行を続け、逆走する。クトーをつけたが逆走する。
やっと諦めてツボアシで登ったが、周りには誰もいなくなっていた。
なんとか尾根にあがり我々のパーティが再集合。ゆるやかな尾根を快適にシール登行。
私が恐れていたニセ巻機直下の急坂が見える。ブッシュの帯が縦にのび、脇にステップのトレースが見える。
隣にはクラックの入った大斜面。今度はブッシュで早々にスキーを外し、トレースをたどった。
ニセ巻機には思ったより早く到着、巻機に向かって広大な斜面がひろがる。「うわ、遠そ」
シールを外すのはあとのお楽しみ、少し下ってトラースぎみに登行、あっというまに頂上着。
飯を食ってくつろいでいたら、強風で寒くなり、滑降開始。
「往路ではなく、米子沢源頭に滑り込みたい。」しかし、源頭には雪庇にクラックがはいり巨大ブロックと化している。
「あれが崩れたら...?ブルブルブルブル」。
結局源頭下流の谷底に滑り込む。雪質はよくないはずだが、滑りやすい。谷底手前でシュプールを振り返り満足。
ドキドキしながら谷底を突破し対岸へ、のつもりが、ほとんど谷底で失速。あわててカニさん登りで高度をかせぐ。
シールを張りながらのんびりしてると、2人のスキーヤーが源頭直下に滑り込んで行った。思わず写真にとる。
ニセ巻機に登り返し、もう一度空荷で滑り込む。相当雪質が悪くなってる。
「下山が辛そうそして、雪崩れにまきこまれたくない」さっさと下山開始。
クラックの大斜面はさけブッシュ脇を滑降、黄砂の影響か、滑りが悪い。
樹林帯に入る結構密で、滑り辛い。井戸ノ壁ではスキーをはずし、
なんとか滑れそうなところで、スキーを履き軽快でない滑降を続け駐車場着。
「今日こそ温泉と明るいうちに帰宅ができるぞ」と期待して帰路についた。