■関西/台高/銚子川岩井谷[沢]

2020年8月13~14日 記録:伊佐見・山崎・ウッチー(会外)


12日夕方、絵馬小屋沢を登ってきた山崎さん・ウッチーさんと合流し、道の駅海山で前泊。 本来なら当日岩井谷へ入渓のはずだったのだが、ここまで下痢により1日潰してしまっており、寛解といった感じで、先が思いやられる。 しかも道の駅で猫をかわいがっていたせいで猫アレルギーになり、左目が腫れてしまい視界が狭まって引かなくなってしまった。 先月7月も岩井谷から敗退しており、ずいぶん縁がないなと思った。

 

13日 曇りときどき晴れ

林道終点8:30 発電所9:15 三平滝11:30 左岸100M滝落ち口12:50 三平滝落ち口14:10 15m滝15:00 梅ノ木谷17:00

 

熱帯夜明け、車1台を往古川林道の中ほどまで回送。

ひるがえって、銚子川の林道終点まで入る。

関西100沢では銚子川第2発電所まで車で入るとなっているが、途中の銚子橋が崩落の危険があるとのことで1.8㎞ほど手前で閉じられている(目の前で地元らしき人が車止めを押し開けて入っていったが…)。先月はここに来るまでに、梅雨で天候が読めなかったことによる予定変更に次ぐ変更、車回送先の林道間違い等かなり時間をロスしていたのだが、今回は早かった。

林道を熱中症にならないよう気を付けて歩き(前回は熱中症ぎみになった)、銚子川本流へ降り、発電所右手から岩井谷へ入渓。最初の滝を右へ、次を左から巻くと早速泳ぎとなり3つ目の斜滝を見にいく。美しい斜滝なのだが登れないので、少し戻った右岸ルンゼからこれを巻く。続いて沢の真ん中にある大岩をボルダリングもしくは2回のエイドで乗り越え、その次の滝を越えると頭上につり橋が見えてくる。

 

岩井谷入渓点へ 2020.7

 

最初の泳ぎ 2020.7

 

つり橋を2つ渡り、取水施設のはしごを降り、三平(シャベ)滝の釜を囲う人口の壁にとりつくとその姿が見えはじめる。ここは釜を泳ぎ、左岸に乗りあがらないと完全にその全貌を見ることができない。

先月はスケールに圧倒され、左岸を登るのか右岸を巻き戻るのか決めかねていたので、かなり逡巡したが、今回は左岸から登ると決めていたのだ。躊躇なくロープを出し、山崎さんから飛び込み突破。三平滝の水圧で水面が波打っており、泳ぎつくのに難儀していた。左岸に着くと三平滝を正面から拝める。ここから左岸2段100m滝を巻き登るため、ロープを出してまず40m近くクラックを登って1段目を乗り越える。そこから樹林に入り、右手に小ルンゼを見送りながら急斜面を登り、岩場が切れたところから100m滝の落ち口に向かって可能な限りトラバースする。木の生えた露岩に遮られるので、ここで一応ロープを出して落ち口へ到達する。前回はここまで達していた。

ここからこの支沢を進み、倒木の倒れ掛かった滝を登ると、左手にバンドが見えてくる。このバンドをやや登りぎみに三平滝に向かってトラバースしていくと、大きな露岩に行く手を遮られるので、ここから下に見えるバンドに向かって懸垂する。この先どうなるか分からないので、場合によっては登り返すことも想定し、恐々といった感じだった。

実際降りてみると、想像以上に幅の広いバンドが続いており、途中からトラロープが結んであることから正解のバンドに下りたったことを確認できる。

ここまでの行程を関西100沢では「枝沢に懸かる100m滝の腰の打ったあたりまで登り、トラバースして滝身によって、10数メートル登ったところから岩場の弱点を下っていくと、トラロープがあり、ロープに沿って行くと滝の頭に出る」と説明されている。これが前回理解できず、右往左往した挙句、この100m滝落ち口で時間切れとなってしまっていた。

どうやら「腰の打ったあたり」というのは落ち口くらいの高さということ意味しているようで、なんだか腑に落ちなかった。滝が腰を打つとは???

最後のバンドはやや間違えていて、もしかしたら懸垂下降無しで正解のバンドに直接出られたのかもしれない。

 

三平滝落ち口

 

何かを支えていたアンカーが大量に残っている

 

ここからは大したところは出てこない。ゴーロの滝をいくつか越えると15m滝が出てくるので左岸に懸かったトラロープから右手の小ルンゼを登り、その先の大きなルンゼを下った先から上流に下り立つ(関西100沢は右岸と間違って表現されている)

滝の先は瀞の泳ぎと平凡な河原が連続し、梅ノ木谷出合で本日の山行を打ち切る。

 

 

 

 

14日 曇りときどき晴れ

1テン場7:00 8m滝9:00 70m大滝11:00 3段30m滝13:30 遡行終了15:00 花抜峠17:00 車19:00

 

朝一から連瀑帯を越えていく。左へ右へと大きな滝を巻き登ると谷は斜瀑3mで左へ直角に曲がる。

15m滝を越えるとすぐに8m滝が現れる。ここは滝がぶち当たっているチョックストーンを泳いでくぐり抜け、その先の苔た壁を登って越える。内容的には面白いところ。

ここから谷は狭まり、廊下状を泳いでどんどん突破していく。

十字峡という名のT字峡まで来ると水量が少なくなり、しばらく行くと突然樹林が開け、70m大滝に出会う。とても気分が良かった。ここは右岸を巻く。

その先も滝を越えたり、廊下帯を抜け、最後の連瀑帯に入る。この辺りの滝は水量も少なく、登れるようになり、最後の3段30m滝を登れば遡行はほぼ終了となる。落ち口付近は景色が良く、テン場としてもよい場所だと思う(作業小屋跡だったらしく、割れた酒瓶が転がっているが)。

源流部を詰めていくと、間もなく藪漕ぎなしで主稜線に出る。

 

滝がぶち当たるチョックストーンをくぐる

 

 

 

 

 

下降ルートは関西100沢に従えばよいが、登山道は自然に返りつつある。特に花抜峠からの登山道は完全に消えていて降りられないので、花抜山を経由して千尋峠を下りるしかない。千尋峠からの林道歩きも長く、半端な数ではないアブが現れ、結構…かなり…つらい下山だった。


 

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