2020/10/26 橋本、他(会外)
コースタイム:取付き(9:30)~稜線(13:20)~取付き(14:10)
来週に予定されている沢でのエイドに備えて、西丹沢の箱根屋沢を遡行した。沢自体はスケールが小さいが、短い間隔で登攀力のいる滝が連続する。
図らずもフリーで行けたので、記録を出しておく。ネットを調べて限りでは、フリーでの記録が見当らなかったのでNFFA(ネットフリー初登)と思われる。
・F1~F3はロープレスで水流沿いを直登。
・F4 (12m)は水流右のクラックをロープで登る(Ⅲ)
・F7は難しい。左壁を登る。ロープを出す(Ⅳ+)
※滝のカウントは、ネットの記録・情報を参照。
さて、核心のF8 (15m)に到着。右壁のリスにハーケン、ボルトが連打されている。トポだとⅤA1とのこと。しかし、よくよく見ると明らかに水流沿いに弱点があり登れそう。
ザックを引き上げることとし、空身でトライしてみる。水流をもろにかぶるが、中間部にカバホールドがあり、ここまでは簡単。
残置もある。ガバはハンパ無くグラグラなので注意。実質限定ホールドとなる(笑)。
ここからホールドが無くなり、左のクラックに移り、ハンドジャム、フットジャムを決めて、クラック登りでの登攀となる。プロテクションもクラックから容易に取れる。
上部は再びバランシーなクライミングとなり落ち口に至る。グレードは、フェルトなので何とも言えないが5.8~5.9といったところだろうか。
次の滝 F9 (10m)も人工登攀の滝である。トポだとⅤA1とのこと。フリーラインも同じ。水流左に連打されたピトンでプロテクションを取る。
細かいスタンスと外傾ホールドで体を引き上げるが体勢が悪い。最後は水流にトラバースして落ち口に達する。
フリーで登った場合は、5.11以上とありそうと書いている記録があるが、実際そこまで悪くなく、5.9~5.10aといったところ。
スタンスが細かいので、沢靴やクライミングシューズだと簡単に感じられるだろう。
この先は、容易な滝が続き簡単に稜線に出られる。下山も顕著な尾根の下降で容易。
■参考ギア
・キャメロット#0.3~#0.75(すべて使用)
・ピトン3本(すべて使用)
・フェルトタビ
・クライミングシューズ、あぶみ (※使用せず)
最上部の滝を登る相方