2021/04/10(土)~11(日) 武井(幹事)、長田、伊藤、伊佐見、篠崎、丸山
【行動形態・目的】
1.団体行動での春雪山(行動形態は山スキーに統一)
2.雪洞イグルー設営の練習と実践
※設営失敗に備えて全員ツェルト携行(使用せず)。
3.会員間の親睦交歓
【場所:守門岳(新潟県魚沼市)】
・4/10(土):二分・除雪終了点→保久礼小屋→キビタキ避難小屋→大岳→大岳分岐(雪洞イグルー設営訓練&野営)
・4/11(日):守門岳(往復)→大岳→保久礼小屋→二分・除雪終了点
【まとめ】
雪洞イグルー設営を組み込んだ会山行を、無事に3年連続で開催できた。
例年は2月頃の厳冬期に開催していたが、今年は社会情勢および緊急事態宣言などにより延期。その後も実施の好機を伺っていたが、ちょうど緊急事態宣言解除のタイミングで募集を掛けたところ、無事にメンバーが集まってくれた。例年に比べたら少ないが、こんな状況下では充分な参加人数と言える。2日間とも快晴に恵まれて、イグルーもしっかり設営できた。過去の参加経験者も多くて設営場所に恵まれたこともあり、完成度も高かった。今後の山行に活用されれば何よりだ。宴会も盛り上がり、親睦交歓の目的も充分に達成できたことも素直に喜びたい。
※過去2回の会山行記録(雪洞イグルー設営)
4/10(土):二分・除雪終了点→保久礼小屋→キビタキ避難小屋→大岳→大岳分岐
守門岳は人気コース。二分の除雪終了点はほぼ満車。大勢の登山者に続いて大岳頂上到着後、滑走準備。当初の予定では本日中に守門岳へ登り返してから雪洞イグルー設営適地を探す予定だったが、下降と登り返しの両方とも薮が出ていたので、鞍部を設営ポイントとした。
雪洞イグルー設営(2点・計6名用)(所要:約2時間)
雪庇上から竪穴を、雪庇下の斜面から横穴を、それぞれ2ヶ所並んで掘り始めた。天井を高く設営するには、頑張って竪穴を深く掘ることが重要。位置の目星を付けて堀り始めた横穴班から、度々プロープを横向きに挿し込んで位置確認。無事に貫通した後は雪洞内を拡張工事しながら、隣との壁を開けて大広間を完成。
横穴を掘る際は、取り付け向きを「鍬」に切り替え可能なスコップが大変に有効で大幅な効率アップが出来た。積極的な雪洞イグルー設営を想定する場合、スコップの機種選定も考慮すると良い。
完成後、雪上で宴会。日没後、イグルー内へ移動。
15時過ぎから青空の下で宴会。日本海の夕陽を眺める頃、イグルー内へ移動して鍋パーティ開始。宴会は深夜まで続いたが、大量に持参した酒は飲み切れなかった。
4/11(日):守門岳(往復)→大岳→保久礼小屋→二分・除雪終了点
雪洞とは違うイグルーのメリットは、天井から光が射し込んで明るいこと。快適に朝食を済ませた後、軽装で守門岳まで往復。薮が多く、板を担いで夏道を登る範囲が有った。以前同じ時期に来た際は、スキーのままで大岳から守門岳を往復したので、今季は融雪が早い様子だった。
装備回収後、再び大岳へ。本日も大勢の登山者とスキーヤーで賑わう山頂から、最高の眺望と青空の下、快適に滑走下山した。