アイスの時期になると遠く福岡から「アイスクライミングのツアーを企画せよ」と念を送ってくるY氏。
中国の岩場開拓に情熱を燃やしていたO氏、自社以外のビールが飲まれていると悲しい瞳になるH氏の三人と北海道のアイスクライミングをすることになった。
2023/02/09-16
関西から北海道への飛行機は安い。
神戸-新千歳だと東京まで新幹線で行くのよりほんのちょっと高いだけである。
おまけに今年はコロナ対策の経済刺激策として旅行支援の特典まである。
この特典。宿泊費が二割引になる上に毎日二千円(休日は千円)のクーポンが貰えるので、使わない手はない。
だがアイスエリアとして名高い層雲峡はこの時期宿泊料金が高い上に、店屋飲み屋がほとんどない。
そんなわけで旭川市内に宿を取り、層雲峡まで通勤してクライミングを楽しむ計画を立てたのである。
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福岡、羽田、神戸から四人が集まり、札幌でレンタカーを借りて旭川へ。
宿は駅からすぐ近くだが、一人あたり一泊四千円というウソみたいな安さである(支援割引後)。
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旭川市内から層雲峡までは高速を使って一時間強。
層雲峡氷祭りが開催されているが、平日のせいか駐車場はガラガラ。
泣くほど冷たい石狩川を渡渉すれば銀河の滝はすぐ。
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雲井の滝。
銀河の滝よりほんの少し上流なだけなのに、スノーブリッジを渡って対岸に乗り移れる。
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濃昼の滝。
尻苗トンネル札幌側口直前のルンゼを下降。車はそのさらに手前100mほどのところに停められる。
ルンゼを降りきった海岸と滝の間には半島状の岩が立ちふさがるが、天然のトンネルがあって通過できる。上から半島を乗りこえることも可能。
小樽に移動して駅前のホテルに投宿。
こちらも宿泊の安さと雄冬・雷電両方へ登りに行く際の便を考えて小樽を選択。
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ガンダーラ天竺。
O氏の知人より教えてもらった滝。
小樽市内より至近。
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ナイル川。
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渚ブライダルベール。
「新版アイスクライミング」に記述されている太島内トンネル濃昼側出口の駐車スペースは除雪されていなかった。
新赤岩トンネル濃昼側出口左の除雪された場所に駐車。
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忍路のサラマンダー。
まったく影も形も湿り気さえもなしで回れ右。
札幌に戻って解散。