【山域】多摩川支流/越沢本流下部~広沢(奥多摩)
【日時】2023/6/10 日帰り
【天気】曇り
【形態】沢登り
【メンバー】ナベ、西川、木下、高橋
08:00古里駅~08:30寸庭集落~08:35越沢入渓点~09:30広沢出合(1ヶ所人工)~11:00 F4(仙人の滝)下~12:35
F6(行者の滝)下~12:55登山道~14:10古里駅
古里のセブンイレブンでコーヒー飲んだりしてから出発。
巨大な万世橋を渡り、多摩川右岸の車道を歩いて寸庭集落へ。集落内に無料駐車場があるので車の場合はここに停められる。
集落を突き切って登山道に入るとすぐ寸庭川。かなりいい渓相だが、
こちらの記録によると上部は倒木だらけとのこと。
橋を渡るとすぐ越沢で、越沢の方がだいぶ低いことから、寸庭川は多摩川との出合い付近に滝をかけていると思われる。
多摩川渡渉して多摩川出合いから寸庭川の面白い部分だけやって0.3日コースってのも場合によってはアリかも知れない。
越沢に入る前に身支度し、出発。
すぐわさび田が出てきて、そのあとは滝こそほとんど出てこないもののいい渓相で、ウォーターウォーキングとして悪くない。
昨日の雨で水量は多かったと思うが、泳ぐようなところは無かった。
越沢下部。いい渓相だがちょっとゴミが多い。
ガーデンキャンプ場を見送りすぐ広沢出合い。増水気味のお陰でまあまあの水量。
すぐにF1が出てくるが水線沿いに快適に登れる。
そうすると、なんだかホースがごちゃごちゃと絡まっているCS滝で沢が右に屈曲していたので、右から巻くと側壁が立ってきた。
広沢出合。取水ホースがある。
広沢F1
ゴルジュの奥には4mほどの滝が鎮座。
ナベが右壁からフリーでチャレンジしてみたが無理、左壁の残置2ポイントのA1で突破、後続はA0で十分だった。
これがF2?F3?よー分からん。
ゴルジュ。まあまあの迫力。
ちなみにこの滝の上に2mくらいの小滝が2つあるが、両方とも結構辛い。
1つ目は左壁から落ち口へトラバースするワンムーブが結構難しく、2つ目も難しそうだったので先行した仲間にスリング垂らしてもらった。
そんでF4。ここは西川さんリード。左壁の残置をスイスイと人工。早い!
奥多摩123で大変とか書かれている抜け口のアブミ回収は、ちょうど落ち口に小カムが決まったので上からアブミ垂らして難なくクリア。
f4を華麗なアブミ捌きでリードする西川さん
初人工の木下さん。難なくクリア。
F5の羽衣の滝は、「単純なアブミのかけかえで、水流の右を直上する」と書いてあるがボルトなど見えず、高橋さんが「右壁をフリーで行けるだろ」というので「難しそうだけど行けるかな?」とナベがリードするがとても右壁の直上はできず。一旦かなり右上してバンド状に上がり、そこから左トラバースしてから細い灌木で支点を取り、滝の落ち口めがけて左上。左上する1~2歩目がかなりシビアだが、幸いツタを剥がしたらサイドガバが出てきて助かった。
んでF6。
ボルトが遠いだのフリーを混ぜながらだの書いてあり難しそうだ。
というか、上部のスラブ部分でカムが取れなかったらちょっとヤバそう…
ということで大人しく終了する。左岸のハング(滝の下ハング)にチェーンが垂れており、これを辿るとお宮のハング下の脇に出た。
F5(羽衣の滝)
一旦右手から高さを稼ぎ、左トラバースをかけて最後は左上して落ち口に出た。
この右壁を登れちゃうと思ってしまうのがシーズン初めの沢カンの無さ、恐ろしさである。
※写真提供、木下さん
F6(行者の滝)。右壁の苔むしたところにボルトが3本ほどあるが、スラブに入る手前で途切れているように見えた。
スラブまではハーケン打って人工出来そうだが、スラブに入ったらピンが取れなさそうな…?ヤバいのでパス
寸庭集落へ下る登山道を降りるつもりだったが、間違って「アルペンコース」(バットレスのある尾根~ガーデンキャンプ場方面に下るルート)を下ってしまい、3mくらいのド垂直の岩に鎖が垂れているところで「こんなのノーザイルで降りれ~よ!」と引き返し、改めて鳥居の所(有名な山野井さんビバーク小屋跡地)から広沢を渡って登山道に入り、無事下山。
(こちらの記録にも書かれているが、アルペンコース下るのはマジでヤバい)
電車で国分寺に出て、「多古屋」にて打ち上げ。
今期展望などを語らい強かに酔った。