期間:2024年1月2日
メンバー:増田、伊佐見(記)
※グレードは私の体感です。
1ピッチ目 11a (伊)
マントリングでスラブに上がり、左のフェースに走るフィンガークラックを登る。
マントリングも悪いが、クラック出だしは被っていてもっと悪かった。レイバックで解決。
1ピッチ目①
1ピッチ目②
2ピッチ目 10d (増)
3段のスラブ。ダブルロープの方が良いとのアドバイスあり、2本のロープで登った。ランナーを伸ばせばシングルでもそんなに負担は無いような気がするけども…。1段目はかなりバランシーで危なかった。2段目は左の藪を利用。
2ピッチ目
3ピッチ目 10b (伊)
ワイドクラック。案外クラックの中にホールドがあり、サクッと登れた。まだ砂利が表面についている感じだけど登られれば良くなるかも。
カムは2〜3番および5番がそれぞれ2個あれば十分だった。
大きなテラスの上に終了点あり。
3ピッチ目
4ピッチ目 12b 27m(2人共トライ)
傾斜のゆるいフェースからハングを越え、カンテを右に回り込んで最後に傾斜の強いスラブといった様子。最後の8本目のボルトにクリップするまでが核心か。淡々と傾斜を上げていけるが、最後の傾斜の強いスラブは頼りになるホールドが無く、アドレナリンが一気に噴き出した。
花崗岩の12aを登ったことのある方にはちょうど良い対象だと思う。オンサイト出来なくても、大きなテラスからスタートするので、繰り返しRPを狙える。その場合60mロープが必要。
4ピッチ目
5ピッチ目 5.9 (増)
ワイドクラックに従って左上し、そこからスラブを直上。
5ピッチ目
頂上からは開聞岳から桜島までを一望。ここから開聞岳を見たのは何年ぶりだっただろうか。正直言って素晴らしいルートだと思う。ルートの質的に県外の方でも十分満足できるのではないだろうか。特に核心の4ピッチ目は瑞牆にあっても星付きのピッチだと思う。ボルト8本目手前の落ちそうになるシーンは花崗岩ならではの恐怖を味わえた。
私の学生時代の記憶だが、鹿児島の5.12台でそれなりのスケール(長さ)があるルートは金峰山の不動王12bcくらいではないかと思う。そんな状況でこのルートが鹿児島に誕生した意義は大きいと思う。アンカーのボルトの必要性については、昨今様々な意見があるかもしれないが、そういった状況なので大目に見てほしいと思う。
クロコダイルピークから
鬼岳全貌(左側が左岩稜)
【備考】
・
アプローチ入口が分かりにくいと思うので写真を撮った。
アプローチ①
アプローチ②
・お風呂は根占ネッピー館。お手頃。