■会山行 足尾/松木川流域[沢登り]

2026.6.13(土)-14(日)

高橋、奥村、伊佐見、加藤、伊藤、長田、丸山、上荒磯、木下、重富、近藤、山本、東、見学者

 春(初夏)の会山行は、足尾松木川流域へ。
今年は14人という過去最多?クラスの大所帯となった。この人数でどこ行くか、悩んだ挙句ひらめいたのが足尾の松木川流域。 穏やかな松木川、そこに出合う各支沢はいずれも登攀要素が高く楽しめそう。 なによりこれ程狭い範囲に秀渓美渓よりどりみどりという山域もなかなか無かろう。 BC(宴会会場)は幕岩正面の二重堰堤のちょっと下流に置いた。 豊富な薪完備の快適幕営地、足尾の山の良さ、それぞれの沢の質含めて、松木川流域というチョイスはなかなかGOODだったかと!(自画自賛)



緑にあふれた松木川本流
「40年前は、この辺木が1本も生えてなかった」
という話は印象的だったなあ。
(丹平治沢の下降尾根より眺む)
◇コースタイム◇
6/13:銅親水公園(7:00)―幕岩下BC(8:00-9:00)―パーティに別れ沢登り―BC(15:00~17:00)(泊)
6/14:BC(8:00)―パーティに別れ沢登り―BC撤収―銅親水公園(15:00~18:00)

◇パーティー編成◇
6/13:
- 東、上荒磯、近藤、重富 ⇒ 無名沢
- 伊佐見、伊藤、長田、見学者 ⇒ 大杉沢
- 丸山、奥村、木下、山本 ⇒ 丹平治沢
6/14:
- 高橋、加藤、近藤、奥村 ⇒ 小足沢~三ノ沢下降
- 丸山、長田、上荒磯、見学者 ⇒ 小足沢大滝登攀 あらため大滝観光
- 東、伊藤、木下 ⇒ ??沢(中倉沢または伊勢沢)
- 伊佐見、山本 ⇒ ウメコバ沢

◇TIPS◇
- ロープ:ウメコバ沢、小足沢大滝は50m、他は30mでOK
- 足元:右岸はラバー、左岸はフェルト
- 丹平治沢のシカ墓場は今年は無かった。散らばる骨の破片のみ。
- 松木川右岸に下りる下降路は悪すぎるので、登山道で仁田元沢側に下るのが吉。(ヤマレコのトレースはあるものの…)
(丸山 記)



6/13:
無名沢

東、上荒磯、近藤、重富
 会山行1日目は無名沢へ。 ひたすら滝が続く沢。多彩で結構面白い。上部に行くほどガレていて悪い。 水量が少なくなるあたりで左岸の尾根に向けて走る支流に入り、尾根から主稜線を目指す。 尾根は高度感のある岩登りで楽しめるがボロい。落石事故を起こさないようパーティ全員が気を遣う。

下降は中倉山北尾根を使用。宴会会場(BC)に最短距離で合流できる。上部は踏み跡もしっかりしていて歩きやすい。 岩雪崩防止対策も施されている。しかしジャンダルムの終了点の標高からとても危ない下降となる。 登りで来たならば易しい岩登りになるだろうが、下りは相当怖い。ルーファイにとても神経を使う。落石にも気を遣う。 ジャンダルムの西側の尾根をしばらく下降して、間のルンゼに合流した。 最後はジャンダルムの下降用ボルトを使って補助的にロープを出しながら降りた。 もう二度と降りたくないです!
(東 記)



6/14:
小足沢大滝登攀 →あらため大滝観光

丸山、長田、上荒磯、見学者
 前日の宴会にて。 高橋Pが明日巻く予定という小足沢70m大滝、それがどうやらスゴいらしいからぜひフォローしt…登りたい。 と、シンさんから熱いプレゼンを受け、チョロい私はすぐその気になってしまった。 ──本当は水無沢の予定だったが、今日右岸に行ったメンバーが下降のガレとザレにうんざりし「先10年は右岸には行きたくない」と言い出した、 というホントの理由もある──。
聞いたこともなかった小足沢、そこにある流域最大の秘瀑。うんうん、なんだかそっちの方がワクワクするねぇ。 (後から知ったことですが、ここを訪瀑する際は先人が拓いた楽なアプローチを調べてから来ることを強くお勧めします。 因みに現在は記録もかなり出ているので、秘瀑とは呼べない代物かもしれません。 それでも、あの滝の美しさ、荘厳さが損なわれることはないですが。)

そんなこんなで当日、松木川右岸に連なる岩塊(全部ボロそ~)を眺めながら歩き、個人的に初となるツキノワグマに遭遇して一同ヒヤリとするなどし、いざ小足沢出合に到着。 が、ちょっと思ってたんとちがう。聳え立つ両岸壁、支沢とは思えない水量、奥に見える絶望的な20m前衛瀑。 あれ?これもしかして本気のやつ……か…?
高橋Pは楽なアプローチがあるとかで、上流へと歩いて行った。我々はとりあえず出合から右岸のリッジに取り付く。しならく登るとクライミングとなる。 それがなかなかのもの。香り立つ濃厚なボロの気配。う~ん、やだな~…。ここはシンさんがリードで行ってくれた。ロープがじわり…じわり…と伸びていく。

その時、静寂を切り裂き、「ラークッ!」のコール。
明らかに、意図的に発生させたものではない緊急性を孕んだ鋭いラクと共に、ガラガラッ、ドカァンッ、パァンッと辺りに爆音が響く。 なおもベキベキと木々の枝を薙倒し、谷底にドドウンッ!と鈍い音がこだまする。立ち込める硝煙の香りと土煙。クマどころじゃない。こっちの方がはるかにヤバイ。 (もしフォールラインでビレイしていたら、もしロープに岩が当たっていたら……。)退却し、仕切り直して、ラインを修正しながらロープを伸ばす。 ようやくのことで岩稜に出、滝ツボに降り立った時には13時を過ぎていた。色々加味して登攀はあきらめたが、滝は本当に美しい! 危ない目にはあったけど、良いもの見れました。近いうちに登りに来なきゃね。

BC撤収して、銅親水公園は18時。 他のパーティーは数時間前には下山していて、待ちくたびれていた。
知る由もなかったのだが、高橋Pは帰路にクマに威嚇されていたらしい。先頭歩いていた近藤さんに走り寄って来たとか! そして、我々のあまりの遅さにこれはクマに襲撃されていると判断したイサミさんが、沢ハンマーとストックを握りしめ、ヘルメットと雨具を着込んで完全武装した姿で、駐車場を出発するところだった。 流石のイサミさんといえども、ちょっと無理があるんじゃないでしょうか?笑(ありがたいですけど!)

帰り路、風呂が1000円もしたり、飯屋でなにげなく大盛りを頼んだら、それが625円増しだったり。
日光って恐ろしい場所……。(山泉楼本店というお店です。要注意!!)
なんだか濃い2日間でした。
(丸山 記)

無名沢1 無名沢2
無名沢3 無名沢4
無名沢5
大杉沢1 大杉沢2
大杉沢3 大杉沢4 大杉沢5
丹平治沢1 丹平治沢2
丹平治沢3 丹平治沢5 丹平治沢4
丹平治沢6
丹平治沢7
宴会会場
小足沢1 小足沢2
小足沢5 小足沢3
小足沢4
ウメコバ沢1
ウメコバ沢2 ウメコバ沢3
ウメコバ沢4
??沢1 ??沢2
??沢3 ??沢4 小足沢6

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